写真のポーズも個性的なSUZUKA(インスタグラムより)

 セーラー服を着た4人組のガールズユニット『新しい学校のリーダーズ』の快進撃が止まらない。

NHK紅白の出場を決めた『新しい学校のリーダーズ』

「2019年にリリースしたシングル曲の『オトナブルー』が3年越しで大ヒット。ミュージックビデオでの“首振りダンス”がSNSでバズり、現在5000万回再生も目前となっています。2020年に世界デビューを果たし、2023年11月にはメキシコの音楽フェスでパフォーマンスを披露。海外での人気も絶大のようです」(音楽誌ライター)

 2023年の『NHK紅白歌合戦』初出場を決め、12月30日に放送予定の『第65回 輝く!レコード大賞』(TBS系)の優秀作品賞に『オトナブルー』がノミネート。2024年1月にはグループ初の武道館ライブを控えている。

 メンバーは全員20代前半とフレッシュだが、結成は2015年と下積み時代は意外と長い。

「出会ったころは、最年長のMIZYUさんが高校1年生、その他のメンバーは中学2年生。結成当初からセーラー服を着ていました。小規模のライブハウスを中心にパフォーマンスを行っていました」

「ブレイクは偶然ではない」

『新しい学校のリーダーズ』メンバー。下から時計周りに、KANON、MIZYU、SUZUKA、RIN(インスタグラムより)

 彼女たちをよく知る音楽業界関係者によると、今日のブレイクは偶然ではないという。

「メガネがトレードマークのSUZUKAさんは、結成当初からパフォーマーとしての頭角を現していました。現在も演出や振り付けはメンバーが行っていますが、当時から周りの大人たちにも臆せず、積極的に発言していましたね。当時10代半ばでしたが、そのころから高いプロ意識を持っていました」

 SUZUKAはメンバーの中で唯一の関西出身。一人称は“ワシ”で、芸人ばりの身体を張ったパフォーマンスで知名度を上げた。

「幼少期から、清水翔太さんなどのアーティストを輩出したスクールに4つ上の長姉と2つ上の次姉と三姉妹で通っていました。アイドルユニットを組んで、地元のイベントなどでキレキレなダンスを披露していましたね。今は個性的なキャラのイメージが強いですが、当時はロングヘアで正統派な美少女でしたよ」(スクール関係者)

 生粋の関西人のため“ファンを楽しませたい”との思いが高まり、パフォーマンスが過激になることも。

「SUZUKAさんは『オトナブルー』の冒頭で “わかってる ほしいんでしょ”のフレーズで、スカートをめくるパフォーマンスをするのですが、勢い余ってめくりすぎてしまい、メンバーやスタッフがたしなめるそうですよ」(音楽ライター) 『紅白歌合戦』では、お年寄りや子どもでも安心して見られるパフォーマンスを心がけてほしい。