引退後に自身のユーチューブで「韓流発言で干された」と発言した高岡蒼佑

《正直、お世話になった事も多々あるけど8は今マジで見ない。韓国のTV局かと思う事もしばしば》

 俳優の高岡蒼佑によるこのSNS投稿が波紋を呼んだのは今から12年前のこと。過剰な韓流推しをしているとフジテレビを批判し、所属事務所を解雇され、当時の妻・宮崎あおいとも離婚に至った。芸能界から離れていた高岡が来年、俳優に復帰するという。

「'20年8月に自身のインスタグラムで俳優引退を宣言した高岡さんでしたが、'24年2月より配信される任侠ドラマに出演することが明らかになりました。高岡さんは自身のユーチューブチャンネルで“縁があって参加したけど(俳優復帰は)考えていない”と報告していましたが、俳優としての実力は十分なのでニーズはこれからもあるでしょうね」(映画評論家)

「いわくつきの枠」が復活

 そんな話題の一方で、あるコンテンツが復活していた。

11月6日からフジテレビ系のハッピーアワー枠(月~金曜・午後1時50分〜)で韓流ドラマを2本立てで放送しています。これはかつて高岡さんが批判した『韓流α』が放送されていた、いわくつきの枠。当時、韓流推しにうんざりしていた視聴者たちが高岡さんに同意してフジテレビ前での抗議デモやスポンサーへの不買運動なども重なり、フジテレビは渋々、韓流枠から撤退した過去があるんです。

 以降の同局は視聴率が低迷し、視聴率3冠は日本テレビに奪われ抗議デモに対する対応の誤りが取り返しのつかない痛手になった、と非難されました。それなのになぜまた?という感じです」(スポーツ紙記者)

 現在、ハッピーアワー枠の第1部では夫の不倫と家族の崩壊を描いた『夫婦の世界』、第2部では高級住宅街に住む人々の競争と人間関係がテーマの『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』を放送。主婦層を取り込みたい思いは伝わるが─。

「今年1月にスタートした昼の情報番組『ぽかぽか』の平均世帯視聴率が2%前後と低迷が続いていたので、焦ったのでしょう。

『夫婦の世界』は今年4月から日本テレビの深夜に稲森いずみさんでリメイクした『夫婦が壊れるとき』が好調だったので、飛びついたとしか思えません。とはいうものの、どちらの韓流ドラマも1%を下回る日もあり、悪手だった」(トレンドウォッチャー)

 SNS上では《また韓流推し始めた、懲りてないのか》《まだ韓流で数字取れると思ってるフジはオワコン》などの声が集まっている。なぜ韓流枠を復活させたのか。

「ハッピーアワー枠では視聴者の方々に“贅沢な時間”を過ごしてもらうために作品を選んでおり、韓流枠というわけではありません」(フジテレビ関係者)

 どんな韓流作品が、視聴者に“贅沢な時間”を提供できるだろうか。