羽生結弦

『105日離婚』というキャッチーなワードも手伝い、11月17日の離婚発表以降、月をまたいでも関連記事が出続けている羽生結弦。

「羽生さんは現役時代からほぼ炎上知らずで、否定的な声といえば、大好きな『プーさん』を愛でる姿などが“あざとい”と言われるくらい。その圧倒的なフィギュアスケートの実績でぐうの音も出させなかったといえます。

 しかし、今回の離婚騒動は婚姻期間の短さもあり、またお相手を気遣うための決断であったとしていますが、それが“自分勝手”などと批判的な声も目立つようになっています」(スポーツ紙記者)

チケットが定価の10倍に

 そんな羽生は12月7日に29歳に。この誕生日に写真集とカレンダーを発売し、離婚発表の文章にあった《この先も、前に進んでいきます》の言葉どおり前に進んでいる。

「羽生さんは'22年7月にプロに転向。プロスケーターとしてアイスショーなどを開催しています。現在は自身3度目の単独公演となるツアー中で、来年1月には佐賀での公演が控えています」(スポーツライター、以下同)

 公演が開催される佐賀県を含む九州では羽生フィーバー前夜のような状況だという。

「羽生さんのショーのチケットはいつも抽選販売となりますが、佐賀公演はアリーナの収容人数が1万人に満たないこともあり、特に大激戦となっています。チケットのリセールサイトでは2万8000円のアリーナ席が10万〜15万円で落札されています。最上位の3万円のプレミア席は10倍以上の値づけでリセールに出す人も。転売であれば良くないことですが、おそらく公演までに売れるでしょうし、下手したら今後はもっと値上がりするのでは」

「異例中の異例」臨時特急も

 地元民には喜ばしい(?)“経済効果”も。

羽生さんの公演がある1月の週末のホテル宿泊料金が跳ね上がっています。会場のSAGAアリーナ近辺はホテルの数も少ない。そのため交通のアクセスも良く、佐賀と比べて商業施設も多い福岡・博多のホテルを選択する人も多く、通常の週末と比べて1万〜2万円程度上乗せは最低限、必要といった状況。

 公演のチケットは高い席こそ申し込みが殺到するようですが、逆にホテルの場合は少しでも出費を抑えようと安いところから探す人が多く、もう部屋自体少なくなっており、10万円程度の複数人で泊まれる高めの部屋しか残っていないホテルも。一部予約サイトでは検索すると“選択した日程では、この目的地にある宿の80%が当サイトで予約不可”と出るほど。お金を積んでも泊まれない、に近い状態といえます」(地元紙記者、以下同)

'22年7月にプロスケーターに転向。今回が3度目の単独公演のショーとなる(ツアー公式サイトより)

 予想される熱狂に備え、JR九州は《「SAGAアリーナ」でのイベント開催に伴う臨時特急列車運転のお知らせ》を出した。

「佐賀駅から博多駅までの臨時特急が走ることになりました。私鉄や市営地下鉄ではイベント時などで増便や臨時列車が走ることはありますが、JR九州のこの路線でのイベント開催時では異例中の異例ですね」

 羽生にとって自身初の“騒動”が起こった'23年。'24年は大きな経済効果を生む騒動で幕を開けそう?