写真集の記者会見に出席した木下優樹菜

《毎週見てますが、ユキナさんのは見ません》

《番組好きなんですけど…ごめんなさい、やっぱり無理です。観たくないです》

 12月19日に放送予定の『突然ですが占ってもいいですか』(フジテレビ系)が、放送前から炎上の憂き目にあっている。

 芸能人の恋愛や悩みについて占う同番組は、2020年の放送開始から人気を集めてきたが、なぜこのような事態に陥っているのか。

番組視聴を“ボイコット”する動きが広まる

「番組の予告で、19日の放送回に元タレントの木下優樹菜さんが長女と次女を引き連れて出演することがわかったんです。木下さんは芸能界引退に繋がった“タピオカ騒動”や娘との関係について占ってもらうそうですが、これに対して番組ファンが猛反発。番組視聴を“ボイコット”する動きが広まってしまっているんです」(スポーツ紙記者、以下同)

 2020年7月に芸能界引退を宣言し、インフルエンサーとして活動してきた木下。“一般人”となったはずの彼女だが、2022年2月には写真集を発売。さらに、今年11月10日放送の『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)で約4年ぶりの地上波復帰を果たしていた。

『脱力タイムズ』に出演した際も“普通に芸能活動する意味がわかんない”などと、視聴者からの批判が相次ぎました。写真集を発売する際に、木下さん自ら自身のことを“一般人”だと認めていたのに、いつの間にかバラエティー番組に戻ってきている状態。視聴者は困惑しているわけです

“楽しくなければフジテレビじゃない”

 さらに、炎上した『脱力タイムズ』に続き『占ってもいいですか』に木下を出演させるフジテレビにも矛先が向いていて、

《またフジテレビの嫌な感じでた。うちわ受けで、おもしれければよいやつね》

《この人、引退しましたよね…何故?芸能人として扱うのですか こうゆう人に頼らないとダメな局なのですか?》

《ん?もう芸能人ではないんですよね?フジテレビさん、芸能人枠で占うの?何で?》

 などと、SNS上では厳しい意見が数多く寄せられている。

「フジテレビのバラエティー番組は炎上続きですね。11月には『芸能人が本気で考えた! ドッキリGP』でも、女子アナの杉原千尋さんが“貝殻ビキニ”姿にさせられて炎上した件もありました。かねてからコンプライアンスへの意識の低さが指摘されてきましたが、“楽しくなければフジテレビじゃない”の姿勢をどこまで続けていくのでしょうか……」(制作会社関係者、以下同)

11月10日放送の『全力!脱力タイムズ』に出演する木下優樹菜(『全力!脱力タイムズ』より)

 一方、“イメージアップ”のための戦略なのか、最近では旧ジャニーズ事務所を退所した、いわゆる“辞めジャニ”たちの起用に熱心なフジテレビ。

『まつもtoなかい』への赤西仁さんの出演は大きく話題となりましたし、来年4月には山下智久さん錦戸亮さんのドラマ起用が内定しているという話も。これには視聴者から“ようやく普通に戻った”“忖度しない姿勢が伝わる”と歓迎する意見も寄せられています。思い切ったキャスティングという意味では、木下さんと辞めジャニの起用には通ずるものがあるのかもしれません

 ユッキーナと共倒れ、なんてことにならないといいけど……。