目黒蓮 映画『わたしの幸せな結婚』初日舞台挨拶(2023年3月)

 第45回ヨコハマ映画祭の表彰式が2月4日に神奈川・関内ホールで行われた。主演男優賞の鈴木亮平(40)、主演女優賞の黒木華(33)、助演男優賞の磯村勇斗(31)、佐藤浩市(63)、最優秀新人賞のSnow Man・目黒蓮(26)、堀田真由(25)らが一堂に会した。

映画祭で出待ちをするも車道にまではみ出す危険行為

 同映画祭に参加したと思われるあるXユーザーの投稿が8日に拡散され、物議を醸した。

《カメラ構えて出待ちしてるド新規たちどうにかしてほしい。ヨコハマ映画祭歩道占領して車道まではみ出して、会場にも主催者にも迷惑だし危なすぎだった。#目黒蓮 #SnowMan》

 同ポストには、ホールの出入口付近に出演者のファンと思われる女性たちが群がり、必死に手を伸ばしカメラで何かを捉えようとしている画像が添付されていた。ファン達は前方ばかりを気にして、車道にまではみ出していることはあまり気にとめていない様子。

 投稿者は続けて、

《ちなみにこの左側のガラス扉の前にも大量にいて(たぶんそこを通るんだと思う、警備室が見えてた)ゾンビみたいに張り付いて中覗いててそれにもドン引きだし、当然道の向かい側にもたくさん人いた》

 とも投稿している。

「投稿者が『#目黒蓮』とハッシュタグを付けて、群がるファンを目黒さんのファンだと断定しているのは、映画祭の登壇者が『今日ここにいる人はほとんどあの人のファンだと思いますが』という挨拶があったからだそうです。

 また、普段から目黒さんのファンは熱心な方も多く、時にマナーやルール違反を起こしてきたのも見ていたようです。

 とはいえ、今回の映画祭には多くの有名人気俳優も出席しているので、画像だけでは誰のファンか断定は出来ない、との反発的指摘が目黒さんファンを中心に起こっています」(男性アイドル誌編集者談)

 たしかに画像を見る限りでは、SMILE-UP.(旧ジャニーズ)ファンが持つようなうちわなどのグッズは確認できない。また、アイドルファンだけでなく、人気俳優のファンも出待ちに積極的なことで知られてはいる。

 ただ、目黒ファンに関しては、同日、

《目黒蓮出待ちなう》との投稿がX上にあったほか、同映画祭でまた別のルール違反についてもひと騒動あった。

過度な“推し活”はタレントにストレスになることも

《ファンからのフラワースタンドすごい #ヨコハマ映画祭 #目黒蓮》

 との一文に、ファンから目黒宛の豪華な祝い花の画像が載せられていたのだ。

ファンの有志でフラワースタンドを出すも、事務所側はNG行為としている(Xより)

 一見するとファンからの愛情がこもっているようにも見えるが、

《これって禁止よね?いつからフラワースタンド出して良いことになったの?》

 と、疑問を呈するファンも現れた。SMILE-UP.の「FAMILY CLUB」公式サイトでは、「贈り物について」の欄で、

「お手紙以外の贈り物(祝い花・ぬいぐるみ電報などを含む)につきましては、金額やサイズの大小に関わらず、受け取りをお断りさせていただいております」

 との注意書きが掲載されている。

「映画祭主催者側が会場に飾ったのなら、事務所が許可を出したのではないか」と問い合わせたファンもいたようだが、事務所としてはやはり祝い花禁止との回答だったようだ。

「フラワースタンド、いわゆる祝い花が禁止になった経緯は、過去にファンの有志でまとまった金額を集めタレントに贈ると謳いながら、実際には花を贈らずお金だけ奪うという詐欺まがいの行為があったからだと言われています。

 また、高価な祝い花やプレゼントをファンが競うようにタレントに贈ろうとすることが加熱し、ファンの負担になったり、小さいお子さんにも悪影響を及ぼすこともあり、今は手紙に限定されているようですね。

 ただ、出待ちや祝い花については、SMILE-UP.以外にもタレントそれぞれの所属事務所によってルールが違うので、ファンはしっかり確認した上で行動に移すのが良いのではないでしょうか」(芸能事務所関係者)

 実際、女性アイドルグループなどでは、ファンからの祝い花が公式に認められ、メンバーがブログで画像を添えてお礼をする文化もある。

 また、テレビの生放送では、タレントの後ろにある窓の外にファンの姿が映り込んでいることがあるが、それもテレビ局公認の場合が多い。

 とはいえ、前述のようにSMILE-UP.は手紙以外の贈り物を禁止すると共に、「様々な場所でタレントを待ち伏せ、つきまとう」といった迷惑行為がエスカレートしているとして、注意喚起している。

 ヨコハマ映画祭の出待ちが誰のファンかは定かではないが、車道にはみ出すなどはマナー以前に危険な迷惑行為だ。熱心な“推し活”はいいが、節度を守って応援する方が、“推し”の品位を守ることに繋がるのではないだろうか。