現在は削除されている、NHK公式サイトの青井実アナの紹介ページ

《今回、初めてフジテレビで仕事をさせていただくことになりました。(中略)一つ一つのニュースを“他人事(ひとごと)”ではなく“我が事”としてお伝えしていきたいです

 フジテレビは2月27日、元NHK・青井実アナウンサー(43)が4月から夕方の報道番組『Live News イット!』のキャスターに就任すると発表した。

「お坊ちゃま育ち」がネックに

 冒頭のように意気込みを語った青井アナは、180センチを超える長身で、幼稚舎から慶応に通い、慶応大学卒という高学歴。芸能リポーターの川内天子さんが、

「女性の心をつかむようなイケメンの容姿。物腰柔らかで祖父が丸井の創業者ということで育ちの良い上品さが醸し出されています」

 と太鼓判を押すように「モテ男で周りの女性が放っておかないタイプ」(川内さん、以下同)とのこと。妻はテレビ東京相内優香アナだ。

 青井アナは2003年にNHKに入局。『NHKニュース7』『ニュースウオッチ9』といった、同局を代表する報道番組など、多くの番組でMCをこなしてきた。

「フジテレビは夕方のニュース枠の視聴率で他局の後塵を拝していますから、テコ入れが必要だったのでしょう。夕方のニュースは生活に密着した話題がほとんどで、自分の目線でコメントをするとき、青井アナのコメントが主婦層に受け入れられるかどうか。『何この人、やっぱりお坊ちゃま育ちじゃない! 何もわかってない!』となるかもしれない。これから青井アナが苦労するところじゃないでしょうか」

 そんな青井アナだが、NHK退職は後味の悪いものだった。今年1月に、上司の許可を得ずに親族企業から役員報酬を得ていたとして、兼職を禁止する服務準則に基づき厳重注意を受けたのだ。

お金問題でつまづいた上重アナ

 そんな彼に対してネット上では、

《一社会人としての節度を持っているとは言い難い。それどころか常識も持ち合わせるのか疑問。キャスターとしてはどうなんでしょうか》
《フジはなんでこの方を起用するんだろうか?》
《フジの夕方枠で言えば、今の榎並アナの方が遥かに良いと思う》

 といった厳しい声も上がっている。

主婦は女性問題とお金の問題に対する目が厳しいです。日テレを3月で退社してフリーになる上重聡アナウンサーも以前、スポンサーから1億7000万円という大金を無利子で借りるなど利益供与を受けていたことがありましたが、そのイメージが今でもつきまとっている。青井アナはつまずきからスタートしていますから、主婦に受け入れられるのに不利な状況かと思います」

『イット!』で現在メインキャスターを務めている榎並大二郎アナ(左)と宮司愛海アナ(番組公式Xより)

 独立後に成功している元NHKアナの先輩たちに続くことはできるだろうか。

この2年間が大事です。ここで勝負をかけないと、首をすげ替えられる可能性が高く、(うまくいかなければ)フリーに転身したもののキャスターの道はほぼ赤信号になるでしょう」

『イット!』が大切にしたいテーマは“オンリーワン”だという。はたして青井アナは“オンリーワン”なキャスターになれる?