(左から)宇野昌磨、坂本勇人、羽生結弦、石川祐希

2月29日に野球の大谷翔平が結婚を発表。日本のみならず、世界中から祝福とロスの声が飛び交った。夏にはパリ五輪もあり、スポーツ界にますます注目が集まる今年。応援したいのに、好きな選手の“結婚”の2文字を目にして、楽しめなくなるのはイヤというファンもいるのでは。そこで、全国の20〜50代の女性1000人に、今結婚してほしくない男性スポーツ選手をアンケート。はたして1位は誰なのか?

結婚してほしくないアスリートTOP10

 まずはトップ5から。5位はフィギュアスケートの宇野昌磨がランクイン。

宇野昌磨

 今シーズン限りでの引退を表明したフィギュアスケートの本田真凜との交際を公言しているだけに、「真凜ちゃんとはお似合いだけど、結婚となったら話は別」(大阪府・34歳)、「結婚して羽生結弦選手の二の舞いにならないか心配」(京都府・41歳)といった意見が。

「トップ5の選手を見ると、熱愛の噂をあまり聞かない選手が多いんです。そんな中で唯一、結婚の可能性があるのが宇野さんだと思います」

 こう話してくれたのは芸能リポーターの川内天子さん。フィギュアスケートは野球やサッカーと違い、春先からがオフシーズンだけに、より可能性が高いと話す。

「宇野さんって試合用に着るべき衣装を間違えて着たりとか、遠征先ではお菓子ばかり食べていたとか、いろいろな面で無頓着なところがあるんです。一方、本田さんは3姉妹の長女ということもあり、しっかり者で自分の意思を持っているタイプ。だから、宇野さんを生活面から支えることもできますし、お似合いのカップルなんです。

 本田さんは引退して結婚準備もできると思いますし、これからのオフシーズンに結婚発表もあり得るのでは。ただ、宇野さんは2年後の冬季五輪も目指しているでしょうし、そこでメダルを取ってからが現実的なのかなと思います」(川内さん)

 4位には、スノーボードの平野歩夢が入った。

北京冬季五輪でも活躍した平野歩夢が4位

 '14年から3大会連続で冬季五輪に出場し、'22年の北京五輪では念願の金メダリストに。髪形もドレッドヘアと特徴的なこともあり、「遊んでそうな攻めた雰囲気が今風でカッコいい。結婚したらそれが落ち着いて成績にも影響出そう」(三重県・31歳)といった心配の声や、「次のオリンピックまでは、連覇を目指して結婚とか考えず頑張ってほしい」(神奈川県・36歳)という意見も。

「試合後のインタビューを聞いていると、平野さんってあの風貌に似合わず、すごくまじめで、自分の気持ちをしっかりとファンに向けて伝えているんです。しかも、五輪で金メダリストになり、今のスノーボードのハーフパイプ界を牽引していて、メンタルも強い。海外での試合が多いせいか、恋の噂は聞こえてきませんが、結婚しても成績には影響が出ないタイプだと思います。もしあるとしても熱愛発覚が先じゃないでしょうか」(川内さん)

 そして、WBCでも活躍した野球の佐々木朗希が3位に。

今年もシーズンでの活躍が期待される佐々木朗希

 日本代表の次世代エースとしても期待が高い佐々木には「今が大事な時期。結婚よりメジャーリーグを目指してほしい」(埼玉県・47歳)という意見がある一方、「女性の影がないので、結婚となったら“大谷選手に続くのかぁ〜”って叫びそう」(滋賀県・23歳)と、大谷ロスの二の舞いになりたくないという声も多かった。

「佐々木さんは若い人にも人気かもしれませんが、清潔感があり、顔も昔の銀幕俳優のようにシュッとした雰囲気で身長も高いので、年配の女性でもキュンとさせるタイプ。世代を問わず人気が高いので、順位のとおりたくさんの女性が推していると思います。ただ、メジャーリーグを目指していると本人も言っていますし、まだ22歳。球団も管理しているはず。大谷さんのときのように結婚となるとメジャーに行ってからだと思います」(川内さん)

1位にはバレーボールのあのスター選手が

 2位にはプロフィギュアスケーターとして活躍する羽生結弦がランクイン。こちらはロスというよりも、昨年の電撃結婚&離婚の影響が大きく「今結婚したら“えっ、もう次なの!?”って思ってしまう」(東京都・38歳)、「離婚したばかりだから、マスコミやSNSでネタにされて騒がれそう」(兵庫県・47歳)といった声が、多数を占めた。

羽生結弦

「まさにみなさんからの意見に尽きると思います。やっぱり羽生さんは、ジャンプとか表現力とかプロになっても素晴らしいですし、さらに高みを追求している唯一無二のフィギュアスケーター。もちろん、ご本人もわかってらっしゃると思いますが、これからもファンを楽しませてほしいですし、“みんなの王子様”みたいな存在でいてもらいたいです」(川内さん)

 接戦を制して1位を獲得したのは、バレーボールの石川祐希だった。パリ五輪出場も決めた男子日本代表のキャプテンも務める石川には、「オリンピックでの活躍を素直に応援したいから、今はやめて!」(熊本県・47歳)、「結婚したらバレーボール界全体の人気が落ちそう」(北海道・46歳)といったファンの叫びがたくさん届いた。

バレーボール人気に火をつけたともいえる石川祐希が1位に

「今、イタリアのミラノのチームで活躍されている石川さんは、管理栄養士をつけて自炊していたりと、すごくストイックな生活をしていると以前、イベントで話していたんです。ですから、食生活とか身の回りのことは相手には合わせられないみたいなので、28歳と結婚を意識する年齢ですが、相当理解してくれる人じゃないと難しいかなと思います。

 ただ、身長も高いし、笑顔もカワイイし女性は放っておかないと思いますが、日本代表のキャプテンですから。結婚があったとしても、五輪以降になるんだと思います」(川内さん)

 6位以下を見てみると、各スポーツ界のトップ選手が名を連ねる中、9位の野球・坂本勇人だけは、「女性問題もあったし、別の意味で結婚してほしくない」(大阪府・33歳)と、以前一部で報じられた女性問題のスキャンダルがランクインの主な理由となった。

坂本勇人は女性問題により別の意味で結婚してほしくないという意見が多かった

「坂本さんの場合は、ロスになるというのではなく、“報道されたような女性問題を起こす男性は結婚してほしくない”というマイナスの意味でのランクインですよね。いくら年棒が6億円あっても、活躍していても、女性はこういうタイプが一番嫌いなんだと思います」(川内さん、以下同)

 ランキング全体を見ると、人気スポーツのサッカーからは10位の久保建英だけ。「以前とは傾向が大きく変わってきている」と川内さん。

「昔は、こういったランキングには、2大人気スポーツの野球とサッカーの選手たちがたくさん名を連ねたのですが、バレーやバスケットなどの競技からも選ばれるようになった。近年、スポーツ界が盛り上がりを見せている証拠なんだと思います。

 やっぱり、スター選手が出てくるということは、スポーツ界の底上げにもなりますし、子どもにとっては憧れとなり、大人にはその競技を知るきっかけになるとともに、新たな“推し”も発見できる。ロスになるのはイヤですが、この夏は推しを探してオリンピック観戦なんていうのも面白いかなと思います」

“ロス”したくない男子アスリートTOP10

1位 石川祐希(28)(バレーボール) 82票
2位 羽生結弦(29)(フィギュアスケート) 76票
3位 佐々木朗希(22)(野球) 63票
4位 平野歩夢(25)(スノーボード) 61票
5位 宇野昌磨(26)(フィギュアスケート) 43票
6位 高橋藍(22)(バレーボール) 41票
7位 山本由伸(25)(野球) 37票
8位 河村勇輝(22)(バスケットボール) 33票
9位 坂本勇人(35)(野球)  31票
10位 久保建英(22)(サッカー) 28票

※アンケート結果は3月中旬に集計したものです

川内天子●1979年に『ルックルックこんにちは』(日本テレビ系)で芸能リポーターデビュー。以来、『アッコにおまかせ!』(TBS系)など数々のワイドショー番組や情報番組に出演する