NEWSの小山慶一郎(左)と加藤シゲアキ

 3月13日にAAAの宇野実彩子(37)との結婚を発表したNEWSの小山慶一郎(39)が、メッセージカードと共に京都の銘菓『千寿せんべい』をメディアや関係各所に贈った。それに先立ち、加藤シゲアキ(36)も3月3日、一般女性との結婚を報告。同じように、高級チョコレート『LA MAISON DU CHOCOLAT(ラ・メゾン・デュ・ショコラ)』の詰め合わせを各メディアに届けたことが話題に。

ばらまきスイーツの元祖

 旧ジャニーズタレントといえば、結婚を発表する際にメディアや関係各所に記念品のスイーツを配るのが恒例になっているが、いったいなぜ?

 芸能リポーターの川内天子さんは、

結婚というおめでたい話をどこかが先にスクープする形ではなく、各社一斉に報道してほしいという事務所の意向を酌んでくれてありがとうという、メディアへの感謝の気持ちを込めているのだと思います

 ところでこの慣例、誰が最初に始めたのか。

「(2015年に結婚した)国分太一さんだと思います。国分さんは京都の『吉富』というお店の和菓子の詰め合わせをメディアだけでなく、驚くことにファンクラブの会員にも配りました。それがすごく好印象でした。

 テレビや雑誌に紹介されることで社会的に認知され、こういうやり方があるのかと旧ジャニーズ側もメディア側も両者がヒントを得ました。それ以降、旧ジャニーズタレントの間で習慣になったのだと思います」(川内さん、以下同)

櫻井翔と相葉雅紀は連名で1個

 1月16日に元日本テレビアナウンサーの笹崎里菜と結婚を発表したKAT―TUNの中丸雄一が贈り物に選んだのは、老舗洋菓子店『コロンバン』のクッキーセット。2021年9月には嵐の櫻井翔と相葉雅紀がそれぞれ30代一般女性との結婚を発表した際に、『パレスホテル東京』のチョコレートを連名でメディアに届けた。

「連名で1個だったときは、え?1個?と思いましたが、旧ジャニーズのタレントはお互いに比較されることを一番嫌がりますし、2人の絆も表れていました」

 さらに2019年11月、元アナウンサーの女性と結婚した二宮和也は、東京・京橋にある老舗和菓子店『桃六』の、森光子さんも生前に好んだどら焼きをセレクト。『桃六』の店員に聞いてみると、

「当時は同じどら焼きを買いに来られるお客様が多く品薄状態になりました。反響は大きかったです」

小山慶一郎のせんべいは60枚入り1万1340円(写真は『鼓月』HPより)

 恒例行事は、4月から新事務所「STARTO ENTERTAINMENT」が始動してからも続くのだろうか。

「今後もメディアへのお菓子配りは続くと思います。嫌がる人はいませんから」(川内さん)

 結婚報告だけでなく“ばらまきスイーツ”のNEWSにも要注目!