SixTONES・森本慎太郎

「3月21日、SixTONESの森本慎太郎さんが、4月スタートの日本テレビ系土曜夜10時枠の連続ドラマ『街並み照らすヤツら』の主演を務めることが発表されました。この放送枠は『セクシー田中さん』にまつわる、一連のトラブルで企画の見通しが立っていませんでした」(スポーツ紙記者、以下同)

 当初はムロツヨシが主演で、漫画『たーたん』を原作とするドラマが放送される予定だった同枠。しかし、2023年10月期放送のドラマ『セクシー田中さん』の原作改変トラブル、そして原作者の急死などを受け、ムロは『たーたん』の出演を見送り、企画は白紙になっていた。

「『たーたん』は『セクシー田中さん』と同じスタッフ、しかも同じ小学館の漫画原作ということで物議を醸していましたが、『街並み照らすヤツら』はスタッフを一新。しかし『たーたん』で出演予定だった月島琉衣さんや吉川愛さんなど一部キャストはそのまま出演予定です。キャストからすれば、悪い意味で注目を集めているドラマに出演するのはリスクもあるので、慎重な判断が求められました」

 いわくつきにもかかわらず主演を引き受けた森本だが、彼が抜擢されるのは必然だったのかもしれない。

「森本さんは2023年に日本テレビ系の連続ドラマ『だが、情熱はある』で、南海キャンディーズの山里亮太さん役を好演。視聴率こそ伸び悩みましたが、撮影中はキャストやスタッフの誰にでも話しかけて現場を盛り上げていました。

『街並み照らすヤツら』は急ピッチで準備を進めていますから、撮影中にギスギスすることもあるかもしれません。だからこそ、森本さんのような周囲を和ませる方が選ばれたのかもしれません」(制作会社関係者、以下同)

 どんな状況下でも、森本の人あたりの良さは健在だった。

キンプリ高橋に変わらず話しかける森本

ドラマ『だが、情熱はある』撮影で高橋海人、森本慎太郎、戸塚純貴、マヂカルラブリー村上で談笑

「『だが、情熱はある』ではオードリーの若林正恭さんをKing & Princeの高橋海人さんが演じました。ただ、2023年の5月22日、5人組だったKing & Princeのメンバー3人が脱退する日とドラマの撮影日がかぶってしまい……。当日はこの上なく高橋さんに話しかけづらい状況でしたが、森本さんだけは高橋さんにいつもと変わらずに話しかけていてスゴイなと。そんな森本さんに畏敬の念を込めて“コミュ力お化け”と呼ぶスタッフもいるんだとか」

 森本がここまで周囲に快活に振る舞うのは、過去のニガい経験が影響しているようだ。

「実兄である森本龍太郎さんも旧ジャニーズ事務所に所属していたのですが、2011年に未成年喫煙が発覚して活動休止。直接関係はないのに、その影響もあったのか、弟である森本さんの仕事は激減。一時は退所も考えたそうです」(前出・スポーツ紙記者)

 しかし2012年に、日本テレビ系のドラマ『私立バカレア高校』に出演。この作品で共演したメンバーが現在の『SixTONES』なのだ。

「『バカレア』に出演して以降、森本さんは、仲間と仕事ができる喜びを大事にするようになったと、インタビューでも明かしています。そんな考えの持ち主ですから、今回の突然のオファーも快く引き受けたのでしょう」

 森本のコミュ力があれば、この逆境を突破できるはず!