気圧の変化に負けないためには、水分を少し多めにとるほかに、規則正しい生活習慣で身体を整えることも大切だ ※写真はイメージです

 日常の気になる疑問を解決!低気圧のときに体調が崩れるのはなぜ?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。

知って楽しい!おもしろ雑学

Q.低気圧のときに体調が崩れるのはなぜ?

A.耳の奥にある『内耳』がむくむことで、めまいや頭痛が引き起こされるからです。(耳鼻咽喉科専門医 音良林太郎先生)

 高気圧と低気圧が頻繁に入れ替わり、1日の寒暖差も大きい春の時季。

 天気予報などで、「低気圧による体調不良に注意」などのお知らせも出るけど、気圧と体調にはどんな関係があるのか。耳鼻咽喉科専門医の、音良(おとら)林太郎先生に話を聞いた。

体調が天候に左右されることから、天気が悪い日にめまいや頭痛などの症状が出ることを気象病ともいいますが、残念ながら原因は完全には解明されていません。ただ、耳の奥にある『内耳』が関係するのではという説があります」(音良先生、以下同)

 内耳とは、耳の奥のほうにある骨に埋もれた部分で、音を感じ取る蝸牛(かぎゅう)と、身体のバランス感覚を保つための三半規管がある場所だ。

内耳にあるリンパ液の圧が高くなってむくむと、めまいや耳に水が入ったときのような、耳閉感などの症状が現れます。身体が気圧の変化を感じ取ることで、神経を通じて内耳に影響して、むくんでしまうのが気象病の原因のひとつだと考えられます

 では、気圧の影響を受けているかもしれないと思ったとき、できる対策はあるのか。

内耳のむくみをとるには身体の水分量を調整するのがよいので、水を少し多めに飲んで排尿を促すのがおすすめ

 こうした気象病の裏には似た症状の別の病気が隠れている場合もあるという。

「メニエール病という、同じく内耳のむくみが原因で起きる病気があり、めまいや吐き気を繰り返し難聴の原因にも。症状が繰り返し出ている人は、一度耳鼻科を受診してみてください」