20150120_観月ありさ
 24年連続ドラマ主演の記録を持つ観月ありさ。数々の職業を演じてきた彼女だが、『出入禁止(できん)の女』(テレビ朝日系)では初となる新聞記者役を演じている。

「ふだんはインタビューを受ける側ですが、記者さんはとても身近な職業。なので演じるにあたっては、取材を受ける時“どう聞き出すか”“どうメモするか”を注意したり、ポーズやいでたちなども研究させていただくようになりました。“この質問は自分ならどう聞くか”を考えることも」(観月)

 制作発表時には女性記者に、外回りの取材の際の防寒対策を逆質問する場面もあった。

「クロガネはいい記事を書くためにすごく貪欲ですが、バツイチで子育ての悩みを抱えながら生きている面も。私は今までブレずにまっすぐ生きている女性を演じることが多かったのですが、クロガネには模索しながら頑張っている部分もあります。そういう意味でも、今までに演じたことのないキャラクターだと思います」(観月)

 物語の舞台は、ローカル新聞『京都タイムス』の社会部。硬派なスクープが目玉の新聞社だが、オーナー(小林稔侍)が代わったのを機に、社名も路線も一変。売り上げ重視、大衆ウケを狙う方針に転じたばかりで、部内は混乱の真っただ中だ。

 クロガネは考え方も生き方も異なるデスクの古林千華子(財前直見)と激しく対立しながらも、新聞記者として事件の真相に迫ることに情熱を傾けていく。  タイプの違う女同士が火花を散らすバトルは、大きな見どころ。

「観月さんと撮影の合間に和気あいあいと雑談したり、じゃれあったりして、とても楽しい雰囲気です。この先も楽しみながら、観月さんをイビらせていただきます(笑い)」(財前)