20150210 (4)

 裕次郎、勝新、猿之助(現・猿翁)……。映画スター、文化人、作家、スポーツ選手×カルーセル麻紀。キラ星のごとく輝く交遊録はまさに伝説! 今だからこそ話せる“麻紀が跨いだオトコたち”を赤裸々に語ってもらった。

「飲みまくった仲といえば、勝新太郎さん。『カルーゼル』の常連だったから、朝までハシゴしてね。勝っちゃんの劇場入りが遅れ、公演開始を30分遅らせたこともありましたよ。小林旭さんはスマートでカッコよかった。昔、小林旭似のホストに入れ込んでいるときがあってね。結局、フラレるんだけど、その話を知った旭さんが“バカだな。気分転換させてやる”って、デートに誘ってくれた。衆人環視のなかで肩を抱き寄せ、“踊ろう”のひと言。ファンから声をかけられても、“今いい女といるんで遠慮してくれ”って断ったの……。本当のスターってやっぱり違うんですよ」

 梅宮辰夫には、大胆な申込みをされたという。

「梅宮の辰ちゃんは、熊本でいきなりブチュ〜ッてキスをされたのが最初。さすが夜の帝王よ(笑い)。性転換した後なんか、“処女を俺にくれ!”って何度も電話で言われました。でもね、人さまの旦那様だから、さすがに私も遠慮してやったわ。名古屋の『やなぎ』で働いていた若いころ、森繁久彌さんと1回シたことがあるんです。ママのアパートでお相手したんだけど、森繁さんから“あんた、下手だね”って言われてショックだったわ。当時すでに結構なお年だったオジさま相手ですよ! 私だって興奮する相手とそうでない相手がいますよ(笑い)。でも後日、番組で一緒になったとき森繁さんから“アンタ、若いときに私とヤったでしょ”って言われてさ、お茶目な人だなって降参したわよ」