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「何年もかかったけど、歌謡曲の"ど真ん中"を行くんだ、と吹っ切れました」 撮影/高梨俊浩


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「『男の子女の子』でデビューしたとき、まさかシングルを100枚出すなんて想像もしていなかったですよ(笑い)」

 5月20日に自身、100枚目のシングル『100の願い』をリリースする郷ひろみ。そのレコーディング作業中にお邪魔して、突撃インタビューしちゃいました♡

「40年以上のキャリアの中で到達したというのは感無量だけど、101枚目からが新しい始まりだから、その意識のほうが強いんですけどね」

 でも、今年で60歳も迎えるし、節目にはなりますよね?

「確かに大きな節目ですね。でも、60代の10年間をどう過ごすかが大切であって、あくまでも通過点ですよ(笑い)」

 常に前を向いて"次の地点"を見ている郷。そのパワーはどこからくるの?

「僕はね"郷ひろみ"という存在を究めたいだけなんです。見る人がアイドルと形容してくれてもいいし、大人の歌手でもいい。それが"ジャパン!"でもね(笑い)。これからも僕は"郷ひろみ"を究めていきますよ」

教えて! ターニングポイントの曲

『よろしく哀愁』

「デビューして2年後に出したシングル。何となく自分の周りが見えてきた時期で、この後事務所も変わったし。10代の大きな変化の時に出した曲ですね」

『お嫁サンバ』

「こんないい歌に"イチ、ニ、サンバ、ニイニ、サンバ"はないんじゃないかな、って思ったけど(笑い)。プロデューサーからは"絶対に歌い継がれる曲になる"と言われました。僕の中では大きな存在になった曲です」

『GOLDFINGER ’99』

「『お嫁サンバ』があったから、この曲の"アッチッチ"があるんです。キャッチーなフレーズだから連発しよう、って歌詞を書き直してもらいました」

『僕がどんなに君を好きか、君は知らない』

「"バラード3部作"の1曲目。デビューして20年くらいたって、歌手としてようやく一人前になれたかも、と意識した時に出会った歌です」