中国人による神奈川県警の“警察官コスプレ”投稿が拡散している(写真はイメージです)

 SNSで神奈川県警制服のコスプレが拡散され、物議を醸している。

「発端は、《神奈川県警の制服を模したコスプレをしてSNSに投稿する中国人がいる》という内容のSNS投稿です。投稿された写真は、制服姿で鏡前で自撮りをする男性の姿や、シャツやベスト、帽子などの制服一式を並べたもの。さらに中国語で“神奈川県警察のコスプレ”というコメントがついています。かなり精巧に作られていて、一般人からしたら本物の警察官にしか見えないと思います」(全国紙記者、以下同)

精巧すぎるコスプレ制服

拡散されている神奈川県警制服のコスプレ写真

 SNSでは、

《悪質だろ》
《これは見抜けないわ》
《マジで怖い》
《犯罪に使われそうで心配になる》
《騙されて子供が攫われたり、女性が犯罪被害にあう予感》

 と不安視する声が多くあがっている。

「警察官であると誤解を招く格好である“警察官コスプレ”は、軽犯罪法の“公務員の制服や勲章の詐称”に該当する場合があります。今回の画像では、制服を日本で着ているのか、中国などの海外で着ているのかは判断できませんが、こんな精巧なコスプレ制服が日本に持ち込まれたら、悪用される可能性は十分にあると思います」

 神奈川県警広報課にこの件について把握しているかを問い合わせたところ、

「把握していない」

 という、実にあっさりとした回答だった。

 制服コスプレに関するSNS投稿は、リポストが2.3万件、“いいね”が7.1万件(4月28日時点)ついている。これを把握していないとは、危機管理体制は大丈夫なのだろうか。