群馬県高崎市にオープンしたバウムクーヘン店の前で記念撮影に応じる元ジャングルポケット・斉藤慎二

「はぁ~いっ!」

 持ちネタも披露しながらバームクーヘンを販売していたのは、元『ジャングルポケット』の斉藤慎二被告。3月26日、女性に性的暴行を加えたとして不同意性交と不同意わいせつの罪で在宅起訴された。

「斉藤被告は2024年7月、東京・新宿区の路上に停車中だったロケバスの中で、テレビ番組の撮影で共演していた20代の女性に3度のわいせつ行為をしたとされています。ロケの数日後に女性が“同意がなくわいせつ行為をさせられた”と警察に相談。警視庁は慎重に捜査を進め、2024年10月に斉藤被告を書類送検しました」(全国紙社会部記者)

 騒動が発覚した2024年9月から芸能活動を自粛。所属していた吉本興業は書類送検された後にマネジメント契約を解除。妻・瀬戸サオリとも離れることになった。

「瀬戸さんは当初、自身のインスタグラムで《一部事実と違う報道がされております》と擁護するコメントをしていました。ですが、トラブルが起こってから活動休止するまでの間に斉藤被告が家を出て別居していたと報じられました」(スポーツ紙記者)

斉藤自身が店頭で商品を“手売り”

 在宅起訴され、裁判を待つ身の斉藤被告。フードデリバリー業などのアルバイトをしつつ、北関東にある洋菓子工場でお菓子作りの修業をしていると一部週刊誌によって報じられると、自身のXに、

《この度、バームSAITOUという販売店でSTUMPという商品名で私自身がバームクーヘンを販売することとなりました》

 と投稿。4月27日には群馬県高崎市でバームクーヘンの販売を始めた。

群馬県高崎市で元ジャンポケ斉藤被告がバームクーヘンを販売。Tシャツやパッケージにはイラストが描かれていた

「数百人が並んでいて、かなりにぎわっていました。斉藤さん自ら店頭に立って、写真や動画の撮影、持ちネタのリクエストにも快く応えて、ひとりひとりに丁寧に接客していました」(店を訪れた客)

 午前10時から販売を開始すると、約5時間で1000個ほどの在庫が完売。斉藤被告はその後もファンと交流。5月3日と4日にも埼玉県新座市で販売会を実施した。

GWも大盛況、長蛇の列ができていた

「今回は焼き肉店の駐車場を借りて行われていました。5月3日は販売開始の1時間前から長蛇の列ができていて、購入まで1時間以上かかる大盛況ぶりでした」(前出・スポーツ紙記者、以下同)

 持ちネタも使ってなりふり構わずバームクーヘンを売るのには事情があるのだという。

「斉藤被告はギャンブル依存症ともいわれており、1億円の借金があると報道されました。そのため、性的暴行事件は金額面で被害女性と折り合わずに示談が成立しなかったといわれています。ただ、起訴後でも示談はできますし、成立すれば刑が軽減される可能性も。有罪になった場合は、被害者から損害賠償請求されるかもしれません。そのために少しでもお金を稼ごうと必死なのでしょう。Xで《ぜひお越しくださるようお願いします》と呼びかけて集客はしようとしていますが、取材はNGなんです」

 これから裁判で法廷闘争に突入するが、今はとにかく稼ぐしかないようだ。