有吉弘行

 お笑い芸人・有吉弘行が、ラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』で語った“ゴールデンウィークに関する苦言”が波紋を広げている。

 番組内で有吉は、「あえてアウトレットパークに行く必要はないと思うんだよね」「アウトレットなんて、もっとも混んでるであろう場所なんだからさ。そこに突入しようっていうのはさ……」と発言。この言葉に対し、ネット上では批判的な声が相次いだ。

「感覚ズレてる」

 特に、暦通りに働く人や遠出が難しい人にとって、連休中のアウトレットはささやかな楽しみのひとつ。それだけに、

《一般人はこのタイミングでしかいけない人も多いんだよ》

《旅行もいけなくて、せいぜいできる贅沢がアウトレットだけっていう人も多いのに》

《感覚ズレてるんだから、わざわざこんなこと言わないでほしい》

 といった冷ややかな反応が目立った。

「ゴールデンウィークの過ごし方については、フリーアナウンサーの川田裕美さんもインスタグラムで触れています。《ゴールデンウィーク、どのようにお過ごしですか?》《私たちはいかに混雑を避けて過ごすかを考えて遊んでいます》《混みそうな場所は、“今行かなくてもいい”と自分に言い聞かせて》と投稿。

 有吉さんと同じくゴールデンウィークの混雑を避けたいというスタンスながら、一般の方に寄り添った内容だったためか、批判的な声はほとんど見られませんでした」(芸能ライター)

“庶民派”発言も

 一方、有吉の発言には《芸能人の感覚すぎる》《一般人と感覚ズレすぎ》といった指摘が多数。もともと“庶民派アピール”をしていた印象があるだけに、違和感を覚えた人が少なくなかったようだ。

'11年、『マツコ&有吉 怒り新党』の記者発表に登場した夏目三久。衣装についてマツコ&有吉から総ツッコミをうけた

「2021年放送のTBS系『櫻井・有吉THE夜会』で、有吉さんは1か月の食費が3万円と明かし、堅実な金銭感覚に驚きの声が上がりました。2024年12月のラジオでは、銀行ATMの手数料について“今けっこう、振込手数料エグイもんね。えっ、700円もって。やめようかなって思うもんね”と語っています。再ブレイク前の苦労が、庶民的感覚に繋がっている面もあるのでしょう」(テレビ誌ライター)

 また、“庶民派”を活かした番組にも出演。2021年には、芸能人の金銭感覚や生活ぶりを検証する『有吉のまさかズレてませんよね!?』(フジテレビ系)でMCを務めていた。

 とはいえ、2023年の『女性自身』では、《CMは1本3千万》《レギュラー1本100~140万》《年収5億ほど》とも報じられている。さらに2024年10月のラジオでは、「“お金は入ったけど、生活は変えたくない”とかいう芸人もいっぱいいるんだけどさ。どうせ変えるから」「“金が入っても、マジでずっと松屋でいいです”とかさ。でも、絶対それは変えることになるから。いまだにそれを言うヤツがいるから。こっちは経験してるから、そんなの分かってるんだよ」とも語っていた。

 いくら庶民感覚を持ち続けようとしても、立場や環境の変化による“ズレ”は避けられないのかも!?