
5月11日に29歳の誕生日を迎える新浜レオン。いよいよ20代ラストイヤーに突入する今の気持ちを聞いた。
「20代最後は、失敗を恐れず挑戦していく一年にしたいです。なんとなく悪くない70点と、リスクも大きい100点。この二択は都度訪れます。平均点ではなく、みんなの想像を超えようと挑戦する気持ちを今年は特に強く持ちたいです」
学生から歌手デビューまで、さまざまな経験を積み重ねてきた20代。
「21歳のとき、大学のミスターコンテストでグランプリになったことが最初の転機です。ずっと野球人生でしたが、20代になって初めて野球がない生活に。その中で、演歌や昭和歌謡を同世代にも届けたいと歌手を志すようになりました。
審査員が全員学生のコンテストで『青春時代』を歌ってグランプリを取れたことは、伝えれば届くかもという希望になりました。
デビュー後の転機は、やはり28歳で出場した『NHK紅白歌合戦』。歌手になった理由の一つと言っても過言ではないくらい大きな目標でした。球児時代は甲子園出場の夢が叶わず“歌の道の甲子園は紅白”とたとえてやってきたので、初めて夢実現への切符をつかめました」
念願叶えた一方で「母に悪いことを…」

念願の紅白歌合戦出場を果たした昨年末。今年に入ってまた一つ夢を叶えたという。
「『紅白』、『NHKのど自慢』、『徹子の部屋』がわが家での三大テレビ番組。“ここに出られたら芸能人だな”と父が言っていたので、昔から憧れていました。そんな『徹子の部屋』に出演できたんです!
しかも、母からの手紙というサプライズも。本当に知らなかったので感動が止まらなくて、思わず泣いてしまいました。テレビであんなに泣いたのは初めてです」
感動の裏にはこんなエピソードも。
「収録前に幼少期の写真を提出したのですが、母からもスタッフさんに勝手に送られていて。“送るのはいいけど、せめて一言言ってよ!”と強めに言っちゃったんですよ。その後にサプライズの手紙があったので、心から母に悪いことをしたなと。収録が終わった瞬間にすぐ電話をして謝りました」
続々と夢を叶えている新浜の次なる目標は?

「最後の野球の大会で負けた場所が千葉のマリンスタジアムなので、いつかマリンスタジアムと、憧れだった甲子園球場でも単独ライブをやりたいです。
番組で言うと『Mステ』と『CDTV』に出たい!演歌、歌謡アーティストが出るのは厳しいと思うんです。だからこそ、ジャンルの垣根を越えたいという思いが強くあります。夢は尽きないです!」
もちろん、紅白歌合戦の連続出場にも意欲を見せる。
「今年出られなければ“やっぱり一発屋だった”と言われかねない。ここで連続出場できるかどうかは、今後の人生において大きな分かれ道になると思うので、20代最後の紅白は絶対につかみたいです」
最後に、どんな30代を迎えたいかを語ってくれた。
「落ち着いた人になりたい。どうしてもテレビだと“がんばレオン!”と言ってはしゃいじゃうので(笑)。爪痕を残すという一心でこの6年間走り続けてきました。そのおかげで今があるので、これからも必死さは忘れずにいたい。
でも、所さんから“大人の色気が足りない”とも言われて。なので、余裕や落ち着きを兼ね備えた30代になりたいです」
大人な『炎のkiss』
20代ラストイヤーとして、少し背伸びをした楽曲です。余裕な雰囲気を出すのが難しくて、なかなか作詞作曲の所ジョージさんからいいねをもらえず、プロデューサーの木梨憲武さんも自分でお手本を歌い出すくらい何回もテイクを重ねてやっとできました
自分の素に近い『Fun! Fun! Fun!』
笑顔や元気を届けたいという気持ちが僕とリンクしている楽曲。和気あいあいやワクワクなどの意味が込められている“WAKI WAKIダンス”も注目ポイントです
癒しは“美味しく食べること”
母が料理の先生で、小さいころから栄養バランスは注意されていました。自分が健康じゃないと元気を届けられないので、忙しくてもバランスのよい食事を心がけています
今の楽しみは“家族と食事”
紅白に出るまでは実家に帰らないと決めていて。去年やっと帰れると思ったのに、結局まだ帰れていないんです。久しぶりに実家に帰って家族とごはんを食べたりお酒を飲めたら幸せです
7thシングル『Fun! Fun! Fun!/炎のkiss』好評発売中!
ヘアメイク/石川ユウキ(Three PEACE)