松本潤

 7月のTBS日曜劇場で、初の医師役に挑戦することが報じられた嵐の松本潤。2023年の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)以来の地上波ドラマ出演で、喜びと期待の声が聞かれる一方で、意外にも冷めた声が多くあがっている。

続編も望まれたが…

 現在TBSの日曜劇場で放送されているのは、不倫疑惑報道まっただなかの永野芽郁が主要キャストを務める『キャスター』(TBS系)。5月9日の『女性自身』によると、騒動により永野のセリフに違和感を感じる視聴者が続出したため、言い回しを変更した再撮影がおこなわれるなど、問題の影響が大きく出始めているようだ。

 その後釜ということで、不倫疑惑により崩れてしまった日曜劇場ブランドの復活を期待されている松本のドラマ。

「松本さんは、TBS系ドラマ『99.9』で日曜劇場に出演したことがあります。シーズン2や劇場版も作られたかなりの人気シリーズであったため、続編を期待する声も多く聞かれました。

 しかし、主要キャストの1人である香川照之さんが2022年に性加害疑惑を報じられたことで地上波への出演が難しいため、『99.9』は続編が作れないのではと言われています」(テレビ局関係者)

 医師役への挑戦には期待が膨らむが、日曜劇場ではこれまでにも多くの医療ドラマが放送されてきた。2012年には、標高2500mにある小さな診療所を舞台にした、向井理主演の『サマーレスキュー』(TBS系)を放送。2017年には『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)で、木村拓哉が外科医役に挑戦している。

制作側の意図

 また、2018年に嵐の二宮和也が主演を務めた『ブラックペアン』(TBS系)は、2024年に『ブラックペアン2』(TBS系)が放送されるほどの好評を博した。さらに2021年には、鈴木亮平主演で映画化もされた大人気ドラマ『TOKYO MER』(TBS系)を放送。そして2023年には、妻夫木聡が『Get Ready!』(TBS系)で天才執刀医役を務めた。

真田広之や武田真治に似てると指摘された松本潤のインスタライブ(本人インスタグラムより)

 日曜劇場だけでなく、ほかの放送局でも医療ドラマは人気のため、今回の報道にも、

《医療ドラマ多すぎるでしょ》

《松潤は楽しみだけど、医者モノはもう飽きちゃったよ》

《また医療ドラマなの……》

 と、冷めた意見も多く寄せられている。

もちろん、制作側もマンネリ化を避けるため、これまでの日曜劇場の医療ドラマは『サマーレスキュー』が山岳救助隊、『TOKYO MER』が救命医療チームの物語など、一般的な医者とは異なる分野を扱ってきました。また、『ブラックペアン』は天才ながらも傲慢で銭ゲバな医者、『Get Ready!』も高額な報酬と引き換えに手段を選ばず医療をおこなう正体不明の闇医者と、少し癖のある医療ドラマが多かった印象です」(前出・テレビ局関係者)

 今回の松本のドラマには原作があるようで、患者に寄り添う医者が主役の人間味あふれる作品のようだ。数多くの医療ドラマが放送される中、初の医者役を演じる松本は視聴者の心を掴むことができるか――。