5月8日、万博をご視察された愛子さま。白いセットアップがエレガントな印象

 5月8日から9日、愛子さまは『大阪・関西万博』を視察されるため、大阪府へ足を運ばれた。行く先々で歓迎を受けられ、現地では“愛子さまフィーバー”が巻き起こった。

「万博のシンボル『大屋根リング』を視察された際は、愛子さまのお姿をひと目見ようと、お出ましになる1時間以上前から周辺に待機の列ができるほどの人気ぶり。愛子さまは集まった来場者たちに気が付くと、笑顔で手を振るなどして応じられ、周辺は“愛子さまー!”“かわいい”といった歓声に包まれました」(皇室ジャーナリスト)

愛子さまのお人柄

5月9日、万博ご視察2日目は初日とは打って変わってアクティブなパンツスタイルで

『皇室の窓』(テレビ東京系)で放送作家を務めるつげのり子さんは、今回の大阪訪問で愛子さまのお人柄が垣間見えたと話す。

「8日に愛子さまが伊丹空港に到着された際、“2日間どうぞよろしくお願いいたします”と出迎えた大阪の吉村洋文知事に挨拶されていました。皇室の方々の地方公務には、多くの人々が関わっています。さりげないお言葉ですが、愛子さまは吉村知事だけでなく、府民のみなさんにも感謝の気持ちを示そうとされたのだと思います。常日頃から感謝の気持ちを忘れない、愛子さまの礼儀正しさが伝わりました」

 そして、愛子さまの装いも印象的だったとつげさんは振り返る。

「初日にお召しになっていた白のセットアップはエレガントで、礼を尽くそうという姿勢が垣間見えました。一方、2日目は薄いブルーのパンツスタイルで、アクティブな印象を受けました。公務で愛子さまがパンツをお召しになるのは初めてのこと。パンツスタイルでのお出ましが多い雅子さまの影響を受けられたのかもしれません。エレガントからアクティブに、2日間で印象をガラッと変えられたのは、愛子さまにとってのチャレンジだったのではないでしょうか」

 成年皇族として公務を担われるようになってから、まだ日の浅い愛子さま。公務での装いは定番のスタイルが多いという。

「公務での装いやメイクについて、試行錯誤を重ねておられる最中ではないでしょうか。佳子さまも成年皇族になられたばかりの頃、公の場では定番のデザインのものを着用されていました。最近は徐々にご自分のお好きなデザインや、トレンドを取り入れていらっしゃるようにお見受けできます。愛子さまもこれから、いろいろなファッションスタイルでお出ましになることでしょう」(つげさん)

私生活では好みに変化

1月、モネ展をご覧になられたご一家は冬らしい深い赤で統一されたリンクコーデをお召しに

 一方、私生活でのお召し物には、好みのデザインに変化があったようだ。

「幼少期の愛子さまはワンピースをよく着用されていました。デザインは甘めなものが多く、良家のお嬢様の定番スタイルといった印象でした。フェミニンなデザインを好まれていた幼少期から一転、20代になられてからはカジュアルなスタイルを好むようになられたようです。'23年9月、愛子さまはお忍びで『東京ドームシティ』を訪れデートを楽しまれたことがありました。この時の装いは、ユニクロの小花柄ブラウスにデニムとスニーカーを合わせたカジュアルルック。今はさっぱりとしたスタイルがお好みのようです」(前出・皇室ジャーナリスト、以下同)

 そして、愛子さまのファッションと言えば、両陛下とのリンクコーデを思い浮かべる人も多いだろう。

「今年1月、国立西洋美術館で行われていたモネ展をご一家でご覧になった際、陛下はネクタイ、雅子さまはセットアップ、愛子さまはインナーにお揃いの赤を取り入れられていました。このように、ご一家はお揃いでお出ましになる際、色を統一させたリンクコーデをなさるのが定番になっているのです」

 このリンクコーデが始まったのは10年以上前のことだと、前出のつげさんは話す。

'14年3月、学習院初等科を卒業された愛子さま。ご一家のリンクコーデはここから始まったという

「ご一家のリンクコーデが始まったのは、'14年、愛子さまの学習院初等科の卒業式からだと記憶しています。愛子さまの制服の赤いスカーフに合わせた色のネクタイを陛下が身に着けておられました。ご一家で紺、白、赤の3色で統一されていて、一体感があったのを覚えています。ご家族そろってのお出ましの際には、何を着ていくか3人で話し合われているのではないでしょうか」

 単独での公務、ご一家での公務、そしてプライベートの場。愛子さまはそれぞれの場面でのファッションに、こだわりと相手への思いやりをお持ちなのだろう。そんな愛子さまの装いに今後も注目したい。