佐々木朗希

《正直に言うと、彼がなぜメジャーでプレーしているのかまだ理解できない》

 現地アメリカをメインとした海外ファンから、さまざまな視点の「理解できない」という声が上がっている(以下、《》はXの現地ファンの声)。

 ロサンゼルス・ドジャース所属の佐々木朗希投手(23、以下敬称略)が、通称『IL(Injured List)』、いわゆる負傷者リスト入りした。

佐々木朗希、肩の不調を報告せず

「日本時間5月14日、佐々木投手が右肩のケガで負傷者リスト入りしたことが発表されました。MRI検査を受け指摘されたそうですが、デーブ・ロバーツ監督によると、前回の登板が終わるまで佐々木投手から状態についての報告はなかったそうですが、数週間前からこの症状に悩まされていたそうです」(スポーツ紙記者)

 現状、ドジャースでは佐々木以外にも負傷者リスト入りする選手が多くなっていることもあり、批判はチームのコーチ陣に向かっている。

《なんで投げさせるのか理解できない。お前らがやってるのは選手を危険にさらす行為だ》

《肩の調子が悪い投手を数週間投げさせるのは怠慢。球速が落ちた理由も説明できる》

 もちろん、多くのファンが佐々木のケガからの回復、そして落ちているといわれる球速など復調を願っている。しかし……。

「現地の野球ファンも佐々木投手が日本で故障がちだったことを知っている人は多く、また今回状態が悪くなっていたことを報告しなかったことも加えて、やはり批判の声が上がっていますね」(前出・スポーツ紙記者)

佐々木朗希に“皮肉”が殺到

《佐々木の怪我は誰もが予想していた》

《これは日本やNPBを責められることではない。佐々木朗希は高校時代から、どこでプレーしても優しく扱われてきた。岩手県の決勝戦で彼を起用しなかったため、高校は甲子園出場権を失った》

《彼がチームメイトやコーチ陣にしたことは理解できない。本当にプロ意識に欠ける》

《利己的で自己中心的。チームが自分より上であるべきだということに気づいていない》

「佐々木投手は、高校は地元である岩手県大船渡高校に進学。エースで4番を務めました。甲子園出場をかけた予選の決勝では先発を回避し、また野手としても出場しませんでした。それらは“故障回避のための監督判断”とされましたが、佐々木投手には“自分のことしか考えていない”、そして学校に対しても批判の声が上がりました」(前出・スポーツ紙記者、以下同)

名前が1文字違いの佐々木希と日本テレビ系『しゃべくり007』で共演した佐々木朗希(本人のインスタグラムより)

 佐々木はプロ入り後のロッテ時代も、リスクを考慮してかなり投球数を制限してきた。日本のプロ野球では一度も規定投球回数に達していない。そしてそのままメジャーへ。

「現地の複数のスポーツジャーナリストによると、佐々木投手は現状、医療的処置を受ける予定はないようです。ロバーツ監督は“投球はさせない”と話していますが、治療は“休む”だけなのか……」

 これについてはアメリカンジョークの一種か、“皮肉”や“自虐”が飛んでいる。

《反科学派なんだね。すごいねぇ》

《俺は貧乏人で医療保険もない。どこか痛くなっても、「無視して、そのうち治ることを願う」ってのが俺の対処法さ。MLBチームはそうじゃないはずだろ》

 “アンチ”と切り捨てるのは簡単だが、そのどれもがドジャースファンには間違いなく、彼らの信頼が得られていないのは事実。日本でも「冷たい」「恩知らず」などとプレー以外の面で批判を呼ぶことは少なからずあった。それは海を渡っても続いているようで……。

《This clown is difficult to deal with tbh》(正気に言って、このピエロは扱いにくい)

《Roki Sasaki is a big drama queen》(佐々木朗希はドラマクイーンだ)
※「ドラマクイーン」=同情を誘うようなお騒がせな人、それを揶揄した意味合いのスラング

 佐々木の肩が癒えるのにどの程度日数がかかるかは不明だ。佐々木“投手”の穴を、あのスターが埋める可能性は……。