
1993年のJリーグ開幕とともに一大ブームを巻き起こした『Jリーグチップス(選手カード付き)』が、令和の今、復刻版として帰ってきた。
『Jリーグチップス』の復刻にファン歓喜
Jリーグが5月15日の『Jリーグの日』で32周年を迎えたことを記念し、5月17日・18日にホーム戦を開催する全30クラブのスタジアムで、数量限定のJリーグチップスが無料配布されるという。当時を知るファンにとってはたまらない企画であり、スタジアムがひときわ賑わいそうな予感である。
今回の復刻版には、J1・J2・J3全60クラブからそれぞれ3名ずつ選ばれた計180人の現役選手カードをはじめ、1990年代の黎明期を支えたレジェンド選手35人、さらにJリーグ公認番組と連動した“特別カード”が加わり、全220種類が封入されている。
「配布数はJ1が各クラブ2000袋、J2が1000袋、J3が300袋と限られており、一般販売はないのです。抽選プレゼントのあるSNSキャンペーンもありますが、基本的にはスタジアムに足を運ばなければ手に入らない“プレミアム仕様”。
ところが、サッカーファンが選手カードに胸を躍らせるなか、そのラインナップになんとお笑いコンビ『おぎやはぎ』の小木博明さんが名を連ねていおるのです」(スポーツ紙記者)
これには《え、小木?》《なんで芸人が?》と驚いた人も多かったようだが、実は日本テレビで放送中のJリーグ提供番組『オフ・ザ・ピッチ』でMCを務めていることから、番組とのコラボによって“レア枠”としてカード化されたようだ。
“公認番組”カードに批判
小木のカードには、“所属:日本テレビ”“生年月日:2024年9月24日(番組開始日)”といった遊び心のあるプロフィールに加え、「ピッチを離れたJリーガーの素顔に迫る」「密着インタビューをもとに『オフ』の表情をひも解きます!」といった紹介文も掲載。

ともあれ、まるで宣材かプロマイドかのような何の変哲もない絵柄には“サッカー要素”は皆無。当然ながらネット上では、
《Jリーグチップス開けて小木が出たら泣く》
《子どもが引いたら可哀そうすぎる》
《小木出たらマジで残念すぎる!いらーん》
《迷惑…》
といった“ハズレ”扱いする声が溢れる一方で、一部からは
《逆に欲しい》
《レアすぎてコレクションにしたい》
と好意的な反応もあり、小木カードをめぐってちょっとした“お祭り騒ぎ”となっている。
「5月16日放送の情報番組『DayDay.』(日本テレビ系)でもこの件が紹介されていました。番組でスタッフがJリーグチップスを開封したところ、出てきたのは元日本代表の大迫勇也選手と小木さんのカード。
これには番組に出演していたお笑いコンビ『パンサー』の向井慧さんも本気でガッカリしていました。ただ番組によれば、どうやら小木さんのカードは2枚目として封入されている“おまけ”のような扱いで、選手カードの代わりになるわけではないようです。そういう意味では、サッカーファンも安心して開封できそうです。
ちなみに“公認番組”カードとして、封入されているのは小木さんだけでなく、ほかにも4枚のカードがあるそうですよ」(前出・スポーツ紙記者)
Jリーグ32周年という節目に仕掛けられた、まさかの“お笑い芸人とのコラボ”。小木のカードが当たった瞬間、ガッカリするのか、それとも笑ってしまうのか。それは開けてからのお楽しみだ。