左・永野芽郁、右・田中圭

「誤解を招くような軽率な行動をしたこと、心から反省しています。今後はこのようなことが二度とないように、節度を持った行動をしていきます」

 と4月29日にラジオ番組『永野芽郁のオールナイトニッポンX』(ニッポン放送)で謝罪した永野芽郁。

否定を続ける永野芽郁と田中圭

「永野さんは『週刊文春』で田中圭さんとの不倫疑惑が報じられましたが、双方とも否定。5月8日には、2人の親密なLINEのトーク履歴が同誌に掲載されましたが、両事務所は『そのようなやりとりはしていない』と回答。

 永野さんは13日の『オールナイトニッポンX』の放送では疑惑に一切触れず、出演を継続。“どんだけメンタル強いんだ”といわれています」(芸能ライター)

 そこで、不倫・不貞事案に強い『ネクスパート法律事務所』東京オフィスの弁護士・北條さやかさんと弁護士・齋木美帆さんに話を聞いた。

 永野は母親が自宅にいたと主張しているが、永野宅に田中がお泊まりしたのは、不倫の証拠になるのだろうか。

「田中さんは夜中に訪れて、朝11時に出ているということなので、永野さんのお母様が仮に家にいたとしても、かなり不自然な状況だと思います。

 確実にお母様がいたという証拠を出さなければ、男女が密室で夜を明かしたというのは不貞を推認させる事情としては大きいです」(齋木さん)

 手をつないでいる写真やハグだけでは法的には不貞行為に該当しないが、手をつなぐほどの親密な関係の男女が密室で夜を明かしたことは、不貞行為をしていたと考えられる大きな意味を持つそうだ。

 永野がLINEで《うちのベッド相当あってるよね?笑》と田中に送り、田中が《めいが合ってるのよ。》《めいの匂いが》とやりとりしたとされているが、これが事実だとすると、

「家の中に複数のベッドルームがあると立証できるような例外的なケースを除き、このやりとりだけで肉体関係があったと推認されることは十分にあり得ます」(齋木さん)

 今回の2人のLINEの流出はプライバシーの侵害に当たるのでは、との説もある。それとも有名人だから公益性が認められるのだろうか。

「政治家が税金で不倫をしていたなどは、国民の税金が何に使われているのかに直結しているので、公益性が高いですが、今回のような芸能人のプライバシー性の高い情報を故意に流出させたということであればプライバシーの侵害となる可能性があると思います。

 プライバシーの侵害は刑事上処罰されるということはありませんが、永野さんや田中さんが民事訴訟を起こした場合には流出させた人物が損害賠償を負う可能性はあります」(北條さん)

 田中の妻は永野にどれくらいの慰謝料を請求できる?

「今回の不貞を原因として田中さんと離婚となったら、慰謝料は200万円前後の目安です。離婚はせず、同居を続けるなら100万円前後、離婚を前提とした別居は150万円前後の相場です」(齋木さん)

「双方が不倫関係を否定していますが、これが不貞行為があったと認定されると嘘をついたということでさらに金額が上がることは考えられます」(北條さん)

 苦しい言い分は法的にも通用しなさそうだ。