
「酒に害があるのではなく、泥酔する人に罪がある」(アメリカの政治家/ベンジャミン・フランクリン)
「酒は人間を映し出す鏡である」(古代ギリシヤの詩人/アルカイオス)
「酒は飲むとも飲まれるな」(日本のことわざ)
「ドンピシャなセリフとかあって笑えた」
酒に関する名言・格言・ことわざは時代や洋の東西を問わず、多く残されている。それは“失敗”についてのものが特に多いが、それらは彼に響くだろうか──。
いまだ尾を引く田中圭(40)と永野芽郁(25)の不倫疑惑問題。ともにCM動画が削除され、永野のほうはレギュラーのラジオ、来年のNHK大河ドラマを出演辞退しているが、ふたりとも表舞台から姿を消したわけではない。
「永野さんは5月16日より映画『かくかくしかじか』上映中。田中さんのほうも5月3日より舞台『陽気な幽霊』が上演中となっています」(スポーツ紙記者)
ともに最新作に出演中のふたりだが、その反響は対照的のようで……。
「『かくかくしかじか』は19日に、公開3日間の興行収入が、1億6975万円を記録したことが発表されました。しかしながら映画館に見に行った人の『X』では“ガラガラだった”との声も少なくなく、先行きは不安視されています」(映画関係者)
一方の田中の舞台はチケットが完売している。
「騒動後、チケット転売サイトに定価割れで出品されていましたが、その枚数自体は少数でした。舞台の内容はSNSでは絶賛の声があふれていますね」(舞台関係者)
映画と舞台ではもちろん事情は異なる。
「映画はチケットの値段が安く、また全国どこでもやっているという意味で、鑑賞へのハードルが低い。そのため否定的な声も集まりやすい。一方、舞台は映画と比較して値段は高く、1つの会場であり、鑑賞へのハードルが高い。ゆえに観客はファン中心となり、ある種クローズドな空間になります。そのためか舞台挨拶で涙した永野さんとは違い、田中さんのほうは楽しい雰囲気の模様です」(前出・舞台関係者、以下同)
そんな舞台のひと幕──。田中が主演を務める舞台『陽気な幽霊』は、小説家(田中)が、先妻の幽霊(若村麻由美)と現妻(門脇麦)、元妻を現世に呼んだ霊媒師(高畑淳子)に振り回されるコメディーだ。
田中圭のアドリブ
「小説家役の田中さんは、現妻役の門脇さんに次のように叱られる。“お酒を飲みすぎたら取り返しのつかないことになる”。夫は妻の言葉が刺さる。田中さんはその言葉が響いた様子を、胸にグサッと“刺さった”ジェスチャーで演じる。どうやらそのジェスチャーはアドリブとのことで……」
そんな田中に対して観劇した人による絶賛の声が非常に多い。
《そのアドリブに麦ちゃんも笑いを堪えられず(泣き笑い絵文字) 会場も笑いに包まれてて和やかな雰囲気でした》
《いやー、ドンピシャなセリフとかあって笑えた これってアドリブだよね》
《一昨日、昨日のアドリブの内容聞いて、嬉しくて涙が出た お芝居を通して蘇生していくのをリアルに見せてもらってるよう そのしなやかさは私たちの愛する田中圭そのもの》
「ただ、田中さんは酒絡みの失敗やトラブルを以前から繰り返しているわけで……」(前出・舞台関係者、以下同)
田中は'20年に泥酔状態でタクシーに乗り、料金未払いで警察に保護。'21年にはコロナ禍に自身の誕生パーティーを開催、その後コロナに感染。ドラマの撮影に二日酔い状態で臨み、共演者の石原さとみ(38)に叱責されたとも報じられている。
「実際、田中さんは事務所から酒に関して注意されてきたようですが、その言葉はまったく胸に刺さっていないような……。トラブルがあったとしても、それを演技に生かし、観客を喜ばせるのは役者として素晴らしいかもしれません。
また、田中さんのファンが絶賛し、喜ぶのもわかりますが、他の観客にはどうでしょうか。今の状況でこのセリフからのアドリブ、笑えるような笑えないような……」
不倫騒動を報じた『週刊文春』によれば、第一報の後、田中と永野は事務所に対する“口裏合わせ”の相談をしている。そこで田中は次のようなLINEを送っている。
《(編集部注・事務所に対する言い訳として)俺ならめっちゃ酔っ払いで って話もまかり通るんだけども》
不倫の“事実関係”は、現状は不明だ。しかしながら友人以上の距離感で接していたのは事実。酒によるトラブルを起こし続け、直近のトラブルをネタにする夫に、妻は今、何を思うだろうか。