
木村拓哉主演の人気ドラマシリーズ『教場』(フジテレビ系)が、2026年に映画化されることが決定した。直近では、2023年4月に連続ドラマ『風間公親-教場0-』として放送されたのが記憶に新しい。
シリーズ史上初となる映画
『教場』は、長岡弘樹の同名小説を原作にした警察学校を舞台とする人間ドラマ。木村が演じる冷徹な教官・風間の存在感と作品全体に漂う張りつめた空気感が、ドラマとしての完成度を高めていると評価される作品だ。
「木村さんにとって『風間公親-教場0-』は、フジテレビ系『HERO』第2シリーズ以来、実に9年ぶりの月9主演ということもあり、高視聴率が期待されていた作品です。初回の視聴率は12.1%と好調なスタート。途中で1桁に落ち込んだ回もありましたが、最終話の平均世帯視聴率は10.6%と2桁で終了しました」(テレビ誌ライター)

そんな中、5月26日には同シリーズの公式Xが「『教場』映画プロジェクト2026」とアカウント名を変更し、映画化を発表。《映像化第4弾となる最新作はシリーズ史上初となる<映画>として制作されることが決定》と投稿され、ファンを驚かせた。
延期されていた制作
この映画化決定の知らせに、ファンからは《待ってました!》《楽しみにしてます!》といった喜びの声が寄せられている一方で、
《ドラマなら見るけど、わざわざ映画館は行かないわ》
《なんで映画?テレビで十分だったのに》
《テレビでやってくれよ》
など、映画化に否定的な意見も上がっている。
「そもそも『教場』は、最初のドラマ化が2020年のスペシャルドラマでした。2回目もスペシャルドラマとして放送され、どちらも2話完結の作品です。そのため、《もともと連続ドラマじゃないんだから、映画にせずにスペシャルドラマで放送してくれればいいじゃん》という声も多いようです」(前出・テレビ誌ライター)

実は、『教場』は2023年の連続ドラマ放送終了後、2024年春にはスペシャルドラマとしての続編放送が予定されていた。しかし、のちに制作は延期されたのだ。
この件について、フジテレビ側は2023年9月の会見で「この秋に収録して、来春には放送したいと編成と制作が動いていたのは事実です」として、制作の延期を認めた。延期の理由としては「スケジュールの問題もあった」ほか、「脚本の内容をもっと詰めたいよね、精査もしたいよねといった制作側の意向」が背景にあったとされ、“スポンサー離れ”については否定している。
延期されたというスペシャルドラマが映画という形に変わったのか、それとも別の新しいプロジェクトが始動したのか……。今後発表されるキャスト陣にも注目!