中森明菜

 1982年に『スローモーション』でデビューし、『飾りじゃないのよ涙は』や『DESIRE-情熱-』など、数々のヒット曲を世に出した中森明菜。’80年代に伝説の歌姫として活躍するも、2010年には体調不良により無期限の芸能活動休止を発表していた。

漏らしていた“弱音”

 しかし、2022年に個人事務所を設立し、翌2023年ごろから活動が本格化。最近では表舞台に姿を現すことも増えている。ファンにとっては待ちに待った芸能活動再開だが、一方で復活後の中森の歌には、辛辣な声も……。

「今年4月に大分で開催された『ジゴロック2025』で、中森さんは人生初の野外フェスに出演しました。小室哲哉さんとのコラボステージだったのですが、そこで『愛撫』や『TATOO』などのヒット曲を披露。会場は大いに盛り上がったようですが、このときの歌唱の様子を報じたニュースを見た人などからは、《あまり声が出ていないよね?》《なんかちょっと歌下手になってる気がする》などの声が続出していました」(音楽レーベル関係者)

 長年の休養で体力とともに歌唱力も落ちてしまったのだろうか。2024年10月に『女性自身』に掲載された記事では、中森自身が音楽関係者に「いまの体調では60分以上を歌いきるのは難しくて」と話していたことが明かされている。同年7月のディナーショーについても「声が全然出なくてつらかった」と漏らしていたようで、本人も歯がゆく思っていることが伝わってくる。しかし、一方で“大仕事”をこなしたことも。

ラジオの次は声優に挑戦

「2024年12月、ニッポン放送の『中森明菜のオールタイムリクエスト』という特別番組で、ラジオのパーソナリティーに挑戦。4時間を超える番組でしたが、ミッツ・マングローブさんとの軽快なやり取りが話題になりました。“ツイッターって何ですか”など、浮世離れしたおとぼけ発言も飛び出して、かなり盛り上がっていましたね」(芸能ライター)

フレアロングとスキニーのアシンメトリーパンツは動きが映える。(本人公式Xより)

 本業ではないラジオで評判となった中森明菜。さらに、ここにきてまたも「本業以外」の仕事が舞い込んでいるようだ。

 それが、アニメ『あらいぐま カルカル団』(日本テレビ系)での声優挑戦。同作は東京都多摩市を舞台に、世界征服をもくろむ秘密結社「カルカル団」の活動を描いた作品。中森はゲスト声優として出演するという。実は、1992年にもアニメ『走れメロス』で声優に挑戦したことがある中森だが、ファンからは、

《頼むからまずは本業をちゃんとして欲しい》

《まずは調子を戻すよう歌に集中しては?》

《なんだか復帰してからどんどんイメージが壊されてる気がする……》

 など、厳しい声が相次いでいる。

 果たして、今後は歌手以外にも活動の幅を広げていくのか――。