
日本時間6月17日、ロサンゼルス・ドジャースの一員として初めてマウンドに立った大谷翔平。1イニングを2安打1失点で終えた。
“事件”も区切り
「大谷選手はサンディエゴ・パドレス戦に“1番・投手兼DH”で出場しました。エンゼルス時代の2023年8月24日以来となる公式戦での登板。1失点こそしましたが、最速は161キロを記録し、打者としては2本のタイムリーヒットを放つ活躍を見せました」(スポーツ紙記者、以下同)
さまざまな“偶然”が重なった日だった。
「パドレスの先発のシース投手は、大谷選手がメジャーで初めて投打同時出場したときの相手の先発投手でした。当時は大谷選手がエンゼルス、シース投手はホワイトソックスに所属していましたが、二刀流デビューと復活で同じ投手との対決でした」
この日は、あの“事件”も一つの区切りを迎えていた。
「大谷選手の口座から不正に送金し、銀行詐欺罪などで禁錮4年9か月が確定していた元通訳の水原一平受刑者が、17日にペンシルベニア州の連邦刑務所に収監されました。
水原受刑者は西海岸のカリフォルニア州での収監を希望していましたが、大陸の反対側、東海岸の刑務所に入ることに。アメリカの刑務所は警備レベルが5段階にわけられていますが、水原受刑者が入った刑務所は下から2番目。出所後は、日本に強制送還となる見込みです」(在米ジャーナリスト、以下同)
「因果なもん」皮肉な声
違法なスポーツ賭博に手を出し、自らの立場を利用して約26億円を大谷から盗んだ水原受刑者。大谷の二刀流復帰の日に収監されることになったが、
「2024年3月20日、韓国で行われた開幕戦後のチームミーティングで、水原受刑者が違法なスポーツ賭博をしていたことを謝罪。その後、ドジャースが水原受刑者の解雇を発表しました。その開幕戦の対戦相手もパドレスでした。
大谷選手の二刀流復帰、水原受刑者の収監されたこの日の試合もパドレス戦。水原受刑者の収監は2度延期されています。当初の予定どおりなら、この偶然が重なることはありませんでした」

さまざまなタイミングが重なることになり、ネット上では、
《二刀流復活した日に、一平が刑務所に収監されるのが運命だな》
《奇しくも今日が663日振りの二刀流の日と重なるとは 因果なもん》
《盗んだ金額はバカにならないのに、比較的ぬるい刑務所なのもびっくり》
《盗ったもん勝ちみたいになってる》
といった声が寄せられている。
大谷の復帰の日と収監の日が重なる、なんとも皮肉な結末となったーー。