
ゴルフ界に激震が走った「トリプルボギー不倫」報道。この騒動でキャディの妻に暴言を放ったとされる日本女子プロゴルフ協会・福本佳世理事が、6月16日に理事辞任を申し入れたことが明らかになった。
「あなたの夫と付き合った女の子は初優勝する」
3月13日号の『週刊文春』で報じられたこの不倫問題は、男性キャディ・栗永遼氏が別の女性プロゴルファーと結婚しているにもかかわらず、小林夢果プロ、川崎春花プロ、阿部未悠プロの3人と次々に不倫関係を結んだというもの。福本理事は、不倫を訴えたキャディの妻に「あなたの夫と付き合った女の子は初優勝する」など、不適切な発言をしたとも報じられている。
「この件で、唯一公に謝罪したのは川崎プロのみです。報道以降SNSのアカウントを削除し、国内ツアー5試合を欠場していましたが、4月14日には謝罪文を出しています。
さらに4月17日におこなわれたプロアマ戦で騒動後初めて報道陣の前に姿を現すと、“元気です”と気丈に振る舞いながらも騒動については涙を流しながら謝罪しました。どうやら欠場中には、スポンサー各社や支援者への謝罪も済ませていたようです」(スポーツ紙記者)
川崎プロがきちんと謝罪をしたことで、沈黙を貫くほかの2人の姿勢との対比が際立ち、
《ダンマリ決め込むのはプロ失格》
《謝りもせずに出場するってありえないんだけど》
《唯一誠実に謝罪した川崎だけが損してる構図は可哀想》
といった批判の声が殺到していた。
「ふざけてんの?」大ブーイング
「5月20日には、ついに3人の選手とキャディ、そして福本理事への処分が発表されました。女子プロ3人には“厳重注意”並びに今年度開催の新人セミナー第1~3日目への受講義務が。栗永氏へは国内女子ツアーと女子プロゴルフ協会関連イベントへの“9年間立入禁止”が言い渡されています。福本理事については、始末書の提出を伴う厳重注意“けん責処分”のみでした」(前出・スポーツ紙ライター)
起こした騒動に対して、どうにも軽い印象を受ける協会側の処分。
しかも、今に至るまで川崎プロ以外の2人の女子プロからは謝罪コメントなども一切ない。そこに引っかかるゴルフファンは多いようで、いまだ批判はくすぶっていた。

なお、川崎プロは「2025年 JLPGA Brightener」(JLPGAツアーの代表としての役割を担い、女子プロゴルフの未来を輝かせるための活動をする人物)を辞退するなど、誠意を見せ続けている。
ここにきて発表された福本理事の辞任発表に対して、ファンからは、
《これですべて終わりにしようとしているのがバレバレ》
《うやむやにしようとしてるよね?ふざけてんの?》
といった厳しい声があがっている。すべての幕引きをはかりたい協会側だが、騒動を起こした当事者たちに謝罪を求めなかったのは、悪手だったかもしれない。