
主人公・沖田誠役の原田泰造と、誠をアップデートさせたゲイの大学生・五十嵐大地役の中島颯太にインタビュー。年の差を感じさせない、息ぴったりなトークをお届け!
お互いの印象は

―ドラマから映画の共演を経て、お互いの印象は変わりましたか?
原田 颯太くんは初めて会ったときから壁がなくて、感じのいい子だった。僕は壁をつくるタイプなんだけど……。
中島 そうなんですか?
原田 颯太くんは初日から本当にこのままなんだよね。スタッフさんにも丁寧にしゃべりかけて、壁をつくらない関西の子。僕は朝、頭に血が巡るまで時間がかかる。だいたいお昼の12時過ぎて目覚めてくるから、こういう人ってすごいなと思う。
中島 けっこうゆっくりですね(笑)。泰造さんは本当に優しい方です。
原田 優しいよね?
中島 バラエティーに出ていらっしゃるときのスイッチの入れ方が違いすぎて! 『ネプリーグ』では肩をバンバン叩かれて、こういうスイッチもあるんだと感じました。現場では、一つひとつのシーンをすごく大切にされているなと思います。ただセリフを言うんじゃなくて、周りに合わせて毎回反応を変えたりするのを見て、すごく勉強になりました。演じていてずっと楽しかったです。
―和やかな現場の雰囲気が伝わってきますが、印象的な撮影裏話を教えてください。
中島 翔(城桧吏)がすごく食べるんですよ。食べなくていいシーンのときもバクバク食べちゃって、結果セリフが言えないときも(笑)。それをみんなが“いいよ”って言っているのが、本当に家族みたいでした。
原田 あとは(犬の)カルロスが本当に可愛い! 普段は“おいで”って言っても来ないんだけど、本番だけちゃんと来たり(笑)。
中島 撮影も天才的にこなしますが、クランクアップ後のコメント撮りのときに、泰造さんが話していると絶対吠えるんですよ。その関係性が素敵だなと思いました。
原田 よく覚えてるね。
中島 カルロスはFANTASTICSのライブ会場にも来てくれて。カルロスに会いたいファンの方たちが会場の外に集まっていたと聞きました。
原田家と中島家のファミリートーク

―常識や価値観の多様性が描かれた本作。ご自身やご家族ならではのルールはありますか?
中島 家族がすごいポジティブで。全部“なるようになる”と思うと、何事にも左右されず自分の芯を持てる気がします。その結果、なんでも楽しめる性格になったというのはあるかもしれないですね。
原田 僕は仕事を家庭に持ち込まないのがマイルール。子どもが小さいころから仕事の話はしないし、家族も聞いてこない。
中島 台本はどこで覚えてるんですか?
原田 イヤホンをつけて散歩しながら覚えたり、自分の部屋で覚えたり。家で運転手さんとやることも多いかな。
中島 家に運転手さんいるんですか!?
原田 違う違う(笑)。家で電話越しに運転手さんとね!
中島 ビックリしました!
原田 颯太くんは家族に仕事のこととか聞かれる?
中島 僕は、実家に帰ったときにひたすら話します。意見を聞いて“悩んでたのがアホらしいわ!”と思って東京に戻ります。家族もテレビを見て“ちょっと滑ってたな”とか“オモロかったな”とか感想を共有してくれます。
原田 そんなこと言うの!? 関西だから厳しい!
中島 たぶん僕のこと大好きなんです(笑)。相談という相談はメンバーにすることが多いかもしれないです。
―『おっパン』 は、すべての人の「好き」を肯定するお話でもありますが、譲れない「好き」なものは?
原田 サウナが大好き! サウナの時間があるとなんか安心する。たまに行ってのんびりするのがすごい好きで、1人で行くこともあるし、『しゃべくり007』メンバーの福ちゃん(福田充徳)、健(堀内健)、アリペイ(有田哲平)の4人で行く時間も大好き。
中島 僕はお笑いです。昔から好きで、ライブ直前もお笑いを見るとリラックスするんですよ。それが何よりも幸せです。
原田 最近のイチオシは?
中島 最近のイチオシは金魚番長さん。神保町の劇場に出ている方々なんですけど。僕は、劇場にも1人で行ったりします。
原田 颯太くんはずっとツッコんでるもんね。
中島 泰造さんはずっとボケですよ! コメント撮影のときもひたすらボケてましたからね。
原田 だから相性がいい。
中島 そうですね。それはうれしいです!
メンバーのビックリする言動
原田 健(堀内)はずっとめちゃくちゃだし、潤ちゃん(名倉)は最近動きがゆっくりになってきて、それはそれで心配だし。ずっと2人のことを心配してる(笑)。
中島 ライブ前、あと数分で出番なのに着替えてなかったり歯磨きしていたりするメンバーがいて。特に、黎弥くん(瀬口)と勇征くん(八木)が多いですね。
