
“アイドル系フリーアナ”として絶大な人気を誇り、今年4月に第2子を出産した新井恵理那アナが、本格的な活動再開を匂わせている。
歓迎ムードとは言いがたい状況
6月末、新井は自身のSNSを更新し、黒髪姿とともに「そろそろ本業も再開したく、金髪とはおさらばしました。外国人が染めてクールな感じを目指して楽しんでいましたが、こちらの方が、やはり落ち着きます」と報告。さらに現在取り組んでいる絵本制作についても、「この秋には出版できるよう急ピッチで進めていきます!」と記し、育児の合間を縫っての創作活動に意欲を見せた。
この投稿には、「黒髪えりーなが一番好き」「清楚で素敵」といった好意的なコメントが並ぶものの、テレビ復帰を匂わせる言葉には「もうテレビでは見たくない」「結婚前がピークだった」「絵本の世界で頑張って」といった声が寄せられ、もろ手を挙げての歓迎ムードとは言いがたい状況となっている。
これまで新井は『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)や『ナゼそこ?』(テレビ東京系)、『所さんお届けモノです!』(毎日放送)などの情報番組を主戦場として活躍し、人気アナとしての地位を確立してきた。2019年上半期の「テレビ番組出演本数ランキング」(ニホンモニター調べ)では、女性タレント部門で第1位に輝いている。
そんな新井の“本業”再開宣言に冷ややかな声が飛び交うのはなぜなのか。スポーツ紙記者はこう分析する。
「2023年に“できちゃった婚”を機に潮目が大きく変わった印象です。当時、MCを担当していた『グッド!モーニング』で新井の結婚と妊娠が30分近くにわたって大きく特集されると、『特別扱いが鼻につく』『番組に迷惑をかけておいて何様』といった批判が殺到。
さらに、『ナゼそこ?』卒業を報告する際のコメントで、『お知らせさせていただく前に後任の方が発表されたので、もうご存知の方も多いかと思いますが』とSNSに綴った点も、含みを持たせた言い方に『根に持ってる』『嫌味っぽい』と受け取られ、好感度を大きく下げてしまいました」
新井の“後任”が好評なのも逆風に
新井は局アナ試験に全滅し、その悔しさをばねにフリーで這い上がったという。
「自己プロデュース力に長け、“どう見せるか”に常に全力だった印象です。しかしその裏にはフリーアナという立場への不安も見られました。結婚や出産という転機を経ても、焦りから急ぎ足で復帰を図っているように映り、その結果、特に女性から『子育てに専念していないような姿勢が気になる』という意見が出てしまうのだと思います」

また、彼女が降板した番組の“後任”が好評であることも逆風となっている。
『ナゼそこ?』の加藤綾子アナは豪快なキャラと距離感で番組にフィットし、『所さんお届けモノです!』のタレントでモデルの岡崎紗絵も好評。『グッド!モーニング』も同じ事務所の若手である森千晴アナが定着しており、「新井の席はもうない」との声も。
一方で、新井には“本業”以外に活路を見いだす可能性もあると芸能プロ関係者はいう。
「今回の報告を見る限り、絵本作家としての活動に力を入れていることから、すぐにテレビ復帰するというより、絵本を足がかりにメディア露出を再開し、徐々に地盤を築こうとしているようにも映ります。
新井さんのナレーション力には定評がありますし、企業イベントなどでの司会業も期待されているでしょう。問題は“テレビに戻らなきゃ”という思いと自分の中でどう折り合いをつけるかじゃないでしょうか。無理に昔のポジションに戻ろうとせず、新しい立ち位置を模索するほうがいいのかもしれません」
2児の母親でもある新井アナ、あまり無理せずマイペースにがんばってほしい。