
7月3日、女優の遠野なぎこさんの自宅から遺体が発見された。
「現在は遠野さん本人の遺体か確認中で、身元は明らかになっていません。しかし、ここ最近、遠野さんのインスタグラムやブログの更新がぱったりと止んでしまっていたのです…。1日に何度も投稿することがあるなど、遠野さんの更新頻度は高いことがファンの間では知られていたので、そのころから心配の声が寄せられていました」(全国紙記者)
「あたしゃ、まだまだ生きるぞ」
遠野さんのインスタグラムとブログの最終更新日は6月27日。インスタグラムではこの日、自身が作った料理や愛猫の写真など、複数の投稿がされている。中には《あたしゃ、まだまだ生きるぞ》と力強い言葉を残しているポストも。
「遠野さんは10代のころに子役としてデビュー。1995年の大河ドラマ『八代将軍吉宗』やTBS系『未成年』などの話題作に出演し、1999年に放送されたNHK連続テレビ小説『すずらん』では、ヒロイン役を務めています。その後はバラエティー番組でも活躍の場を広げ、歯に衣着せぬ物言いでお茶の間から人気でした」(スポーツ紙記者、以下同)
順風満帆な芸能生活のように見える遠野さんだが、そのウラには壮絶な過去があった。
「遠野さんは幼少期から、実の母親から心理的な虐待を受けていたことを明かしています。朝ドラヒロインが決まったときも、何の感動も示されなかったというのですから、親子関係は崩壊していたでしょう。その影響もあってか、15歳で“摂食障害”に。その後、約30年にわたり、この病と格闘していく人生を送ることになっています」

インスタグラムの最終更新日の前日には、《私、うつ病なんだって》と更なる病を患っていることを明かしていた遠野さん。しかし、このときの投稿は《シンドイけど、前向きにいきましょっ!!》と明るい言葉で締めくくられていた。この投稿に対しては、
《深く考えずに前向きに歩いて行きましょう!》
《いつも前向きな姿勢、尊敬です》
《すべてひっくるめて、なぎこさんが好きです》
など、遠野さんの前向きな姿勢に賛同するコメントが多く見受けられた。
「ブログやSNSなど、ファンの前では明るく気丈に振舞っていたのかもしれません。ただ、幼少期からの病や苦悩と向き合い、日々戦い続ける遠野さんに元気づけてもらった方は大勢いると思います。
まだ、ご本人の遺体と判明したわけではないですが、ファンの胸中は穏やかではないでしょうね」(前出・スポーツ紙記者)
インスタグラムに記載がある電話番号に問い合わせてみたが、コール音すら鳴らず、留守番電話に転送されるだけだった。国民的女優の身に何があったのか。