
「今年度からは“公務の数を増やしたい”というご意向だと聞いています」(宮内庁関係者、以下同)
愛子さま、公務と仕事の両立
日本赤十字社(以下、日赤)でのお仕事もだいぶ慣れてきたという社会人2年目の愛子さま。実際、最近は地方訪問の数も着実に増加している。5月は石川・能登半島への被災地訪問と「大阪・関西万博」のご視察。6月には戦後80年に際して、両陛下と一緒に沖縄を訪問された。
さらに、11月には初めての外国公式訪問としてラオスに飛び立たれる。
「天皇陛下は、7月2日に行われたモンゴルへの公式訪問前における記者会見の中で“(愛子さまは)小さいころは相撲を通してモンゴルに関心を持っていたが、今は日本赤十字社という立場で興味を持っている”と話されました。
そのお話しぶりからは、成年皇族としてだけでなく、社会人としての愛子さまへの期待を抱かれているように見受けられます」
おひとりで初めての外国訪問とあって、不安なお気持ちを抱いていらっしゃるかもしれないが、その際に頼りになるのは佳子さまだろう。
「佳子さまは、6月に約10日間、ブラジルへの公式訪問をまっとうされたばかり。過去にはオーストリアやハンガリー、ペルーなども訪問されている佳子さまなので、体調管理や立ち居振る舞い、心構えなど気をつけるべき点を愛子さまにアドバイスされるのではないでしょうか」
“職場”での愛子さま
日を追うごとに内親王として躍動される機会が増えている愛子さま。一方、日赤では人間関係にも恵まれ、充実した日々を送られているよう。
「赤十字奉仕団や個人ボランティアに関わる情報誌の編集作業などを行う『青少年・ボランティア課』で、常勤の嘱託職員として勤務されています。この課は、10人程度の規模なのですが、ほとんどが女性で構成されており、愛子さまもすっかりなじまれていますよ。
ランチタイムには仲のいい同期や、先輩職員とお弁当を召し上がっているところを見かけます。愛子さまのお弁当箱が一般的によくあるステンレス製だったのは驚きました(笑)。同期からは親しみを込めた“あだ名”で呼ばれていると聞いています」(日赤関係者、以下同)

一方で、天皇家の長女というお立場上、日赤サイドとしても新たなセキュリティー対策を講じているという。
「愛子さまが入社される前は、職員が各フロアに自由に出入りできたのですが、最近は『青少年・ボランティア課』のあるフロアは、警備員にきちんと入館証を見せないと通り抜けができないようになったのです。仕方ないとは思いますが、愛子さまが入社されてからは、会社全体の警備が厳重になっています」
愛子さまの入社に伴い、日赤では他部署との交流が困難になってしまったようだ。しかし、そんな中でも愛子さまには“アグレッシブ”な一面があるそうで─。
「日赤の男性職員が“左手の薬指”に指輪をつけているのかどうかをよく確認されているそうなんです。例えば“〇〇部の〇〇さんって薬指に指輪していましたか?”と、仲のいい職員に聞いたり、その男性が結婚しているのかを知りたがっていらっしゃいました。
それも、30歳前後の男性職員の薬指ばかり気にされているので、日赤の中では“彼氏候補をお探しになっているのでは”と噂になっています」
愛子さまといえば、公私共に行動派。今年2月上旬ごろには、ご自身の担当外である仕事現場に立ち会われた。
「日赤の新しいポスターを撮影する現場にいらっしゃいました。この撮影の担当部署は、青少年ボランティア課とは別の部署。しかも、日赤本社ではないスタジオで行われたため、ふらっと立ち寄ったのではなく、ご自身が見学を希望されたのでしょう。
この撮影に立ち会われたのは、日赤のアンバサダーを務める上白石萌音さんが参加していたことが理由だったようです」
“パートナー候補”にあがる日赤職員
プライベートでも積極的に行動されていることを愛子さまの知人が明かす。
「学習院女子高等科のころですが、文化祭に来た初対面の男子学生のことを気に入ったのか、“連絡先を教えてください!”と話しかけておられたことを覚えています。
学習院大学時代には、慶應義塾大学の野球部に所属していた男子学生に片思いをされていたんだとか。その男性は練習で忙しく、直接会える機会が少なかったため、慶應野球部のグラウンドがある神奈川県横浜市に住むご友人の自宅で、彼も参加する“宅飲み”の会を開いてもらっていたそうです。しかし、残念ながら彼とは交際に至らなかったそうです」

2023年の大学4年時には、男女3人ずつ、計6人で「東京ドームシティアトラクションズ」を訪れ、グループデートを楽しまれていた愛子さま。
「過去には、家族ぐるみで交流がある学習院幼稚園の同級生で造船会社の御曹司や、旧宮家皇族の子息とのロマンスも囁かれました。ただ、日赤の男性職員も愛子さまの“未来のパートナー候補”に十分なり得るでしょう」
そう話すのは、長年皇室を取材しているジャーナリスト。いったい、なぜなのか。
「日赤職員たちは、会社が目的として掲げる“苦しみの中にいる者は敵味方の区別なく救う”という方針に共感し、日々の業務に従事しています。その精神は愛子さまも同様で、この理念に強く共感しているのが皇室の方々です。代々、日赤の名誉総裁は皇后さま、名誉副総裁は女性皇族の方々が務めていらっしゃるのはそのためです。
そもそも、世界の福祉活動に尽力する日赤への入社基準も厳格だそうで、簡単に入社することはできません。そういった点からも、いわゆる素行に問題があるような職員はまずいませんし、ご両親としても安心されていることでしょう。愛子さまが日赤で理想のお相手と出会って“職場結婚”する可能性は大いにあると思います」(同・皇室ジャーナリスト)
“同志”たちの中に、愛子さまにとって運命のお相手はいるだろうか─。