
7月6日放送の『日曜討論』(NHK)で見せた石破茂首相の態度が批判を集めている。
人の話を聞く態度ではない石破首相
番組では20日の投開票を前に与野党10党の党首と代表が集合し、議論を交わしたのだが、ネット上では石破首相の態度をたしなめる声が聞かれた。
《NHKの日曜討論見てるけど石破さんの態度が一番悪い。批判される意見には、そっぽむいて顔を歪めて嫌味を体全体で表してる》
《石破総理の態度が悪すぎる。他の人の発言を聞く態度じゃない》
《あからさまに下を見たり、首を降ってバカにしたような振る舞い。謙虚な姿勢がゼロですね》
“討論”番組でありながら“まったく人の話を聞く気がない”といったツッコミが相次いだのだ。たしかに、野党の出席メンバーの発言中の石破首相は、あさっての方向を向く姿が目立っていた。
また、目をつむり頭を下げるような場面も見られ、《朝の生放送で堂々と寝るか?》と“居眠り”を指摘する声も。
こうした声が向けられる理由を政治ジャーナリストが語る。
「野党からすれば、与党自民党の総裁であり現役の首相である石破さんは批判の対象です。石破さんは野党の党首から厳しい言葉を投げかけられることは想定済みだったはず。さらに今回は8人の野党代表が出席していますから、さまざまな角度からの反論も入りました。
そういった反論にいかに切り返していくかが腕の見せ所ですが、はっきりとした回答があまり返ってこなかったことも視聴者としてはモヤモヤが残ったのではないでしょうか。加えて話を聞くそぶりすら見せない態度ですから、批判が上がるのは当然です」
石破首相は『日曜討論』より前、1日放送の『NEWS23』(TBS系)で与野党8党首が出席した討論企画でも態度に問題があったと前出の政治ジャーナリストが続ける。
「石破さんは質問に対し長々と話し続け、司会の小川彩佳アナウンサーが遠慮がちに『なるべく簡潔にお答えいただけたらありがたいんですが……』と伝えると、『そんな簡単な話じゃないですよ』と腕を組みながら“逆ギレ”するような言い返しをしました。この態度を一応反省したのか、『日曜討論』では感情を抑えているように見えましたが、今度は“話に耳を傾けない”態度の悪さが目立ってしまいました」
テレビに出ては問題行動を起こす石破首相に《逆ギレの次は最低のマナー 親の顔が見てみたい》といった呆れ声も。
7月7日に報じられたTBS系列のJNNの調査によれば、内閣支持率は前回調査から1.8ポイント下落し32.8%にまで下落している。選挙を前にしてこの数字では先が思いやられるところだ。