
右肩の痛みのため、5月13日から負傷者リスト入りしているロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希。現在は復帰に向けてリハビリを進めており、順調に回復しているようだ。また、リハビリと並行して筋力強化やフォームの修正も行なっているとのこと。
ロバーツ監督「言ってくれれば守れた」
ロバーツ監督は佐々木の状態について「マウンドに上がるのはまだ早い」としながらも、「平坦な場所での球速はかなり上がってきている」と、リハビリの成果を明かしている。ところが……。
「肩の調子は良くなっているようですが、佐々木投手が心配なのは“コミュニケーション能力”ではないでしょうか。彼が負傷者リスト入りした後の5月26日、ABEMAのインタビュー企画『おはようロバーツ』で、ロバーツ監督へ“以前から佐々木の肩の違和感を知っていたのか”という質問がありました。
それに対して監督は、“彼は数週間前から肩に違和感があると言っていたが、私はそのことを知らなかった。朗希のアリゾナでの登板後(5月9日におこなわれたダイヤモンドバックス戦後)に初めて知った”“なにか言ってくれれば良かったのにとも思う。そうすれば彼を守れたので”と語っていました」(スポーツメディア記者)
もっと早く、肩の違和感について監督に相談できていれば――。
過ぎたことを嘆いても仕方はないが、負傷者リスト入りした原因のひとつが佐々木のコミュニケーション問題だとすれば、今後も同じ過ちを犯しかねない。
佐々木朗希は「アメリカ向きじゃない」
佐々木の性格については、7月7日に公開された『おはようロバーツ』で監督自身が、ドジャースのほかの日本人選手2人と比べて、「一番無口で繊細な性格」と評している。ちなみに、山本由伸に対しては「一番おおらかで話しやすく、面白い」、大谷翔平は「人見知りじゃなく面白いが、無口で努力に余念がない」と感じているという。
ロバーツ監督の“佐々木評”に対して世間からは、
《彼の性格はアメリカ向きじゃないんだろう》
《朗希は良くも悪くも真面目すぎるのかな。海外が合ってなさそう》
《根が暗そうだもんな……。可哀想だけど、こればかりは本人が殻を破らないと》
といった声が寄せられている。

「辛辣な意見も散見されますが、佐々木投手はまだ23歳。ドジャースのメンタルコーチは、スポーツ紙の取材に対して“ショウヘイもいきなり活躍したわけではない”と語っていて、今の佐々木投手は、大谷選手がメジャーに渡ったころと同じように“適応期間”を経ているところだといいます。
若い彼に必要なのは、間違いなく“経験”。ドジャース陣営は、佐々木投手を長期的な視点でしっかりと育成していく方針を示しています」(前出・スポーツメディア記者)
まだまだこれからの佐々木。コーチが言う“適応期間”を乗り越えた先の活躍に期待!