
次期朝ドラとなる連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK)の最新予告が、7月4日に番組公式SNSで公開された。7月1日に開始したアカウントでは、これまでキャスト情報などが主に伝えられてきたが、今回解禁された予告映像で物語の世界観が明らかになった。
NHK『ばけばけ』テーマは“怪談”
『ばけばけ』は、2025年後期となる秋に放送開始予定。物語のモデルとなるのは、実在の人物で松江の没落士族の娘・小泉セツと、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)。原作はなく、史実を大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描かれるという。
ストーリーは、明治時代の松江を舞台に展開。怪談が好きな主人公の松野トキ(高石あかり)と、同じく怪談が好きなヘブン(トミー・バストウ)が出会い、急速に西洋化が進む日本の中で埋もれてきた名もなき人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦を描く作品となっている。
「ヒロインとそのお相手役は、オーディションで選ばれました。主人公の松野トキ役は、2892人の応募者の中から高石さんに決定。ヒロインの夫・ヘブン役には国内外から応募があり、1767人の中からトミー・バストウさんが選ばれました。2人とも、今回が連続テレビ小説初出演で、フレッシュな顔ぶれです」(芸能ライター)
ほかにも、続々と出演者が発表されている。トキの父・ 松野司之介役には、多くの連続テレビ小説に出演している岡部たかし。トキの母・松野フミ役には、20年ぶりの朝ドラ出演となる池脇千鶴。さらに、トキの祖父・松野勘右衛門役には小日向文世と、豪華なキャストにも注目だ。
『ばけばけ』「怖さと不気味さがたまらない」
「トキのお見合い相手・山根銀二郎を寛一郎さん、島根県知事・江藤役は連続テレビ小説初出演となる佐野史郎さんが演じます。また、トキの親戚・雨清水傳(うしみず でん)役に堤真一さん、その息子・雨清水三之丞(うしみず さんのじょう)役に板垣李光人さんの出演も決定。加えて、トキとヘブンの人生に大きな影響を与える人物となる錦織友一を、吉沢亮さんが演じます」(前出・芸能ライター)
解禁された予告映像は、これまでの朝ドラとは異なる“ダークテイスト”に仕上がっていると話題だ。トキが扉を開けて「おった!」と声を上げるシーンから始まり、トキとヘブンが握手を交わす場面や、藁人形に釘を打つ場面など、わずか2分の映像のなかに『ばけばけ』の世界観が表現されている。

この予告動画を見た人たちからは、
《朝ドラらしからぬ湿った空気感が新鮮》
《ドラマ自体が怪談みたい》
《怖さと不気味さがたまらない》
《重厚感が凄い。これまでの朝ドラとはまた違うテイストになりそうですね》
《予告からすでに名作の予感》
といった期待と絶賛の声が相次いでいる。
予告映像から、高い期待感が寄せられている『ばけばけ』。秋の放送開始が待ち遠しい!