熊田曜子

 タレントの熊田曜子が、自身のYouTubeチャンネルおよびブログで子宮頸がん検診の様子を公開し、“異常あり”との診断を受けたことを明らかにした。映像は婦人科を訪れる場面から始まり、医師から検査結果を聞く様子、その後の精密検査、帰宅後の姿までが詳細に収められている。

生々しさに違和感

「2012年に結婚した熊田さんは、同年12月、2015年10月、2018年6月に3人のお子さんを出産。2023年春には離婚を公表しています。動画には“43歳3度の出産 子宮頸がん検診 異常あり!!!”とセンセーショナルなテロップが表示されており、検査の結果、“LSIL”と呼ばれる異常細胞が見つかったことが語られました。

 実際には、熊田さん自身も《結構引っかかる方が多い》と話しており、現時点で深刻な病変ではないようです」(芸能ライター)

 診断を受け、熊田はさらに詳しい検査として、子宮の出口を顕微鏡で観察する「コルポスコピー検査」や、細胞の塊を採取する「組織診検査」も受けている。

「動画では、問診の様子や医師との会話も丁寧に紹介されており、《婦人科検診の流れがわかって参考になった》という声も多く寄せられました。

 ただ一方で、内診台に横たわる熊田さんの姿がはっきり映し出されており、その生々しさに違和感を覚える視聴者も少なくなかったようです」(前出・芸能ライター)

「芸能人がやる事じゃない」

 実際、視聴者からは以下のような声が上がっている。

《そこまで出す必要ある?》

《カーテンのない内診台で「動画を見て1人でも多くの方が検診を受けるきっかけになってくれるといい」は、ちょっと無神経》

《いやいや、こういうのは専門医やら専門家が説明付き、鍵付き、会員のみなら分かるけど100歩譲って、芸能人がやる事じゃないと思う》

《こういう動画を撮るのを許可、それをSNSにあげるのを許可する病院も病院だと思う》

《これがリアルとか言ったって、別にこういうのは女性ならイメージできるだろう?男に見てもらって視聴回数伸ばしたいだけにしか思えないが》

子宮頸がん検診の様子を公開した熊田曜子。生々しい内容が話題に(熊田のYouTubeチャンネルより)

 熊田は動画の説明欄に《この動画をきっかけに検診を受ける方が増えると嬉しいです》と綴っており、命を守るための啓発であることに疑いの余地はない。

 とはいえ、伝え方を誤れば、真意とは裏腹に誤解や炎上を招きかねない。センシティブなテーマだからこそ、どこまでを映してどのように伝えるのか。その判断には、発信者としての慎重な姿勢がより強く求められるだろう。