
7月9日(日本時間10日)、MLBのドジャースvsブルワーズ戦がブルワーズの本拠地・ウィスコンシン州ミルウォーキーで行われた。試合は延長10回までもつれ込んだが、ドジャースのサヨナラ負けという結果に。これでドジャースは連敗「6」、今季ワーストの厳しい記録更新となっている。
“二刀流”に現地メディアも忠告
「ドジャースの連敗記録で気になるのは、大谷翔平選手とムーキー・ベッツ選手、フレディ・フリーマン選手の“MVPトリオ”が揃ってスランプに陥っていることです。
この6試合で大谷選手は打率.194(21打数4安打)、1本塁打、2打点。ベッツ選手は打率.250(24打数6安打)で1本塁打、2打点。フリーマン選手は打率.136(22打数3安打)で本塁打、打点ともにゼロです。開幕直後は勢いがあったのですが、ここへ来て調子を落としてしまっている印象ですね」(スポーツ紙記者)
大谷は31歳、ベッツは32歳、フリーマンは35歳と、年齢を重ねてきた3人。
特に大谷は6月16日(日本時間17日)に投手としても復帰し、“二刀流”を復活させたばかり。連日続く試合に、やはり懸念されるのが体力面だ。
「実際、大谷選手への負担の懸念は各所で囁かれていて、アメリカのメディア『LAタイムス』のジャック・ハリス氏は、投手復帰後の大谷選手の打球速度とスイングスピードが徐々に低下していると指摘しています。
チームとしては彼を先発投手に戻したいのでしょうが、ハリス氏は“打撃の低迷が長引けば長引くほど、彼の長期的な投手計画はより慎重になる必要があるだろう”と注意を促しています」(前出・スポーツ紙記者)
それでも大谷は「チームトップ」
確かに、スイングスピードが落ちているのは心配なところである。二刀流の影響か、もしくは昨年痛めた左肩の影響か、それとも単なる加齢か……。
ともあれ、ここ最近の成績がいまいち振るわないドジャースのMVPトリオ。しかし、ドジャース全体としては、6連敗しながらもナ・リーグ西地区でトップであることは揺るぎない。ファンからは、
《大谷は本塁打も打点もチームトップだよ。これで心配するのはおかしくない?》
《フリーマンも打率3割近くあるから、本当に不調なのはベッツ1人では》
《6連敗しても圧倒的1位とは、これまでいかに飛ばしていたかが分かるよね》
などとさまざまな意見が飛び交っている。

体力面で言えば、現在復帰に向けてリハビリ中の佐々木朗希に関しても問題が囁かれているドジャース。12日からはジャイアンツ戦が始まるが、大谷にはぜひエンゼルス時代のように、投手登板日にホームランを打って雑音を吹き飛ばしてほしい!