
あなたの願いはなんですか? その願いを叶えるためにも、自分で身体の不調をリセットしてみませんか。健康から赤ちゃんの誕生まで目指せるという、話題の“さずかりエクササイズ”をご紹介します!
1日1回やるだけで健康をさずかれる!
背骨をねじる動きだけで身体の歪みを改善し、「腰痛が治った」「ひざの痛みが消えた」「肩こりがなくなった」といった声が寄せられる、東京・練馬の整体院「AOYAMA STYLE」。施術を行っているのは理学療法士の青山遥さんで、自らを“背骨王子”と名乗る。
「不調を感じる状態が本来の自分の身体だという“ボディイメージ”が身についてしまっていると、整体に行ってもすぐに元に戻ってしまいます。痛みがあるところや歪みを根本的に改善するには“ボディイメージの書き換え”が必要。そのためには身体の土台となる背骨と骨盤の歪みを改善するのが第一です」
青山さんは7月に『大人のさずかりエクササイズ』(主婦と生活社)を上梓。不妊で悩んでいる人や産前産後の人へのケアにも定評がある。
「背骨や骨盤の歪みがなくなることで、内臓が本来の位置に戻り、機能不全が解消されて、血流がよくなるといわれています。健康な身体をつくることが、妊娠しやすい身体にもつながっていくはずです。尿漏れや生理不順、冷え、イライラといった女性に多い悩みの解消にも役立ちます」
背骨をねじるエクササイズと日常生活での注意点を紹介するので、“ボディイメージの書き換え”を実践してみよう。

目からウロコのさずかりアドバイス
身体に複雑な歪みを生じさせるのが足を組んだ座り方。もともと身体が歪んでいる人は、歪んでいるからこそ無意識レベルで足を組んでしまいがちに。
ただし、足を組むことは必ずしも身体に悪いとは限らず、骨盤を立てた状態で足を組んでいるならば、足を組んでも問題はなし。

身体の歪みがなくなると、自然と足を組むことがなくなっていくため、座るときは骨盤をしっかり立て続けることを意識して、歪みの改善から始めてみて。
キッチンで調理や洗い物をするときは、片方の足に重心がかかっている、シンクにおなかをつけて反り腰になり、猫背になる、といった姿勢の歪みが発生しがち。
その結果、腰痛が起こる可能性が。歪まないよう骨盤を立たせて重心を安定させるためには、足を開いて立つのがおすすめ。
包丁で食材を切る際に、身体を斜めに向けたほうが切りやすい人は、身体を斜めにするのではなく、身体はまっすぐのまま素材を斜めに置いて歪みを予防しよう。
取材・文/紀和 静
あおやま・よう 1984年生まれ。専門学校卒業後、理学療法士として都内の病院で13年間勤務。2020年に「女性から、世界を幸せに」というコンセプトで、東京・練馬区に産前産後の女性のための整体院を開業。'23年に店名を「AOYAMA STYLE」に改名。身体が誤って記憶してしまったボディイメージを最善かつ最速で修正し、無駄な通院を要さずに回復への道筋をつけることをモットーとしている。https://mama-salon-aoyama.com/