2025年7月16日(日本時間)、手をつないでレッドカーペットを歩く大谷翔平と真美子さん(共同通信社)

 年に1度のお祭りである『MLBオールスターゲーム2025』を終え、優勝争いやタイトル争いも激化していくシーズン終盤へと突入した大谷翔平。

真美子さんのドレスは非売品

 絶好調でホームランを量産中だ。

「日本時間7月24日に37号ホームランを放った大谷選手。これで球団タイ記録、日本人メジャーリーガーとしては史上初となる5試合連続アーチを記録しました。5月には15本塁打を記録しましたが、6月と7月前半は不調ぎみ。それでも7月16日のオールスターゲームが終わってからのシーズン後半戦では再び調子を上げてきています」(スポーツ紙記者、以下同)

 二刀流の完全復活に向けて、投手としては“リハビリ”登板を重ねているが、こちらも順調のようだ。

「7月22日にピッチャーとして復帰6試合目のマウンドに上がった大谷選手は初回、先頭打者にホームランを打たれましたが、その後は追加点を与えませんでした。3回を1失点に抑えて、最速99.1マイル(約159.4キロ)を記録。この試合では、投手としてホームランを打たれた直後に、打者として逆転の2ランホームランを放ち、二刀流ならではの活躍でした。次回登板ではイニング数をのばす予定です」

 二刀流として忙しい毎日を過ごしているが、プライベートも充実しているよう。

「オールスターゲーム前のレッドカーペットショーには、真美子さんと2人で登場。手をつないで歩きました。真美子さんは開催地のジョージア州の名産品である桃に合わせた淡いピンク色のドレスを着用。このドレスは大谷選手がアンバサダーを務める『HUGO BOSS』の非売品のようです。大谷選手は紺のダブルのスーツに水色のシャツ。“妻の色に合わせて選んだ”と話しており、真美子さんメインで着るアイテムをセレクトしたようです」(在米ジャーナリスト、以下同)

 オールスターゲームには、4月に誕生した愛娘や愛犬のデコピンも一緒に来ていたようだが、レッドカーペットショーには登場しなかった。

「娘のお披露目を期待するファンの声もありましたが4月に生まれたばかりということもあり、一緒に歩くことはありませんでした。もう少し成長して歩けるようになれば、イベントの際に“大谷家”がそろう光景も見られるかもしれません」

2025年の『母の日』に大谷翔平のインスタグラムに投稿された写真

 父親になって一番よかったことを聞かれた大谷は、

「家に帰って顔を見るだけでうれしい。それだけで疲れとかもなくなりますし、それがいちばん幸せだなと思います」

 と、娘が日々の活力になっていることを語った。マイホームではしっかりと父親の役割を果たしているようだ。

「大谷選手は、娘を午前中にお風呂に入れる“担当”のようです。試合が終わって帰宅した後も世話をしていると話していました。家にいる時間は積極的に育児に関わっているようです」(前出・スポーツ紙記者、以下同)

日本時間2024年8月29日、始球式に登場した大谷翔平と愛犬のデコピン(共同通信社)

デコピン始球式の候補日

 娘に癒されているようだが“もうひとりの家族”は絵本になることが発表された。

愛犬のデコピンが主人公の絵本が2026年2月、アメリカや日本など8か国で発売されます。アメリカでは『DECOY(デコイ)』という名前で親しまれているデコピン。本のタイトルは『DECOY SAVES OPENING DAY』で、日本語に訳すと、デコイが開幕戦を救うという意味。開幕戦の始球式を務めることになったデコピンが“幸運のお守り”であるボールを家に忘れ、時間までに取りに行って戻ってこられるのか、というストーリーのよう。大谷選手も作者の一人に名を連ね、売り上げの一部は犬の保護活動を行っている団体に寄付されます

 デコピンは昨年8月、始球式を大成功させている。

「入場者に大谷選手の首振り人形が配布される“ボブルヘッドデー”で、デコピンが始球式をしました。デコピンがマウンドからボールをくわえて、キャッチャー役の大谷選手のところにダッシュで向かい、多くのファンの心をつかみました」

 2025年は現地時間で8月27日と9月10日に大谷のボブルヘッドデーが予定されている。今年もデコピンの始球式を期待する声もあるが……。

「大谷選手は“まだわからない”としながらも“いろいろとできることが増えているので”と、におわせるようなコメントをしています。大谷選手のインスタグラムには、たびたびデコピンが登場。おもちゃで遊んでいたり、泳いでいる様子が投稿されており、一緒に過ごしてお世話をしているようです。2024年の始球式は3週間くらい練習したそうなので、もしかしたら、すでに何か芸を仕込んでいる可能性もありますね」

2025年はデコピンの写真で新年の挨拶(大谷翔平のインスタグラムより)

 グラウンドでは二刀流という唯一無二の選手として活躍しながら、プライベートでは娘と愛犬との時間を大切にするパパの姿に。

 そんな大谷の姿は女性にはどう映っているのか。芸能リポーターの川内天子さんに聞いた。

「お世辞抜きでパーフェクトッ!! ケチのつけようがないです」(川内天子さん、以下同)

仕事が一流の人は父親としても一流

 今やパパが赤ん坊をお風呂に入れるのは、当たり前のことではあるが、

「それを世界が注目する一流のスポーツ選手で、寝ることも仕事である大谷選手がやっているのが素晴らしい。外で仕事をするだけじゃなくて、家庭もしっかり大切にしている。仕事が一流の人は父親としても一流なんだなと、大谷選手を見てそう思う女性は多いでしょう

2024年11月1日、ワールドシリーズ優勝報告会での真美子さんとデコピンを抱いた大谷翔平/共同通信社

 仕事に育児に完璧という大谷だが、その好感度に、より一層拍車をかけているのがデコピンの存在。

デコピンちゃんも愛くるしいですし、始球式のような大舞台をしっかりとこなせるほどの賢い犬はそうそういない。見ていると幸せな気持ちにさせてくれます。デコピンちゃんの絵本が出るそうですが、大谷選手自身も作者になって、売り上げの一部を犬の保護活動をしている団体に寄付するというのもカッコいい。慈善活動をして、よく見られようという欲や“わざとらしさ”が見えてしまうと引いちゃいますが、大谷選手はそういうことが全然ないので、多くの人に受け入れられるのでしょう

 大谷も真美子さんもデコピンも楽しそうな大谷家は“理想の家族”だとも話す。

地区優勝後に投稿された大谷翔平と真美子さん、デコピンの家族写真(公式インスタグラムより)

「育児についての話や、デコピンちゃんの写真を投稿するのも、レッドカーペットで真美子さんと手をつなぐことなど、すべてがナチュラル。だからこそ、彼を見ている人は笑顔になりますし、大谷ファミリーが“家族の幸せの見本”という形のひとつだと思えます。そうやって自分が幸せを満喫している姿を見せることによって、世の中がハッピーになるような道筋をつくっている、そんな気がしてならないです。今、そういう存在は大谷選手くらいですが、野球やスポーツに限らず、どんなジャンルでもいいので、彼のようなスーパースターがもっと出てきてほしいですね」

 プライベートでの“イクメン二刀流”でプレー以外でも人々を魅了していく。