
今年も8月30日・31日に放送が決定している『24時間テレビ48 愛は地球を救う』(日本テレビ系)。チャリティーマラソンのランナーがSUPER EIGHTの横山裕に決定したことが、同局で7月31日に放送された『ヒルナンデス!』の生放送中に発表された。
幼少時代からの苦労
横山が今回のチャリティーランナーとして走る理由には、幼少期の経験があったからだという。チャリティーランナー決定後のコメントでは、《僕は子どもの頃、経済的にも不安の中で生きていました》と語っている。
「3歳のころに両親が離婚し、シングルマザーの家庭で育った横山さん。のちに母が再婚し、弟が2人できています。中学卒業後は、家計の負担を減らすため建設会社に就職し、働きながらタレント活動を始めたそうです。また、横山さんが成人する前に母が病に倒れてしまい、弟が養護施設に入るという経験もしています」(アイドル誌ライター)
横山は、幼少時代の体験から、
《そういう境遇の子どもたちが、今の時代も沢山いるんだということを僕が走ることによって知ってもらうだけでも意味があると思います》
《もちろん、僕ひとりの力で社会を変えられるなんておこがましいことは思っていません。でも、僕が走ることで、今、支援を必要としている子どもたちに少しでも力になれたら、ご覧いただく皆様の心にも少しでも響いたら、こんなにうれしいことはないです》
と、思いを語っている。
横山のコメントに対してSNSでは、《最近知ったけどこの人苦労人なんだ》《横山さんが走る事で力をもらえる人、きっとたくさん居ます》《無理せず頑張ってほしい》といった、応援の声が多数寄せられている。
猛暑の中走るって「正気か?」心配の声
「今回、『24時間テレビ』は横山さんの思いを受けて、目的別募金『マラソン子ども支援募金』を開設しました。この寄付では、全額が支援を必要とする子どもたちのために役立てられるそうです。2024年のチャリティーランナーだったやす子さんは、児童養護施設で過ごした過去があったことから、『マラソン児童養護施設募金』を設置。5億493万6310円の募金が集まりました」(前出・芸能ライター)

昨年と似た流れを感じる今年のチャリティーマラソン。横山の熱い思いには絶賛の声が集まる一方、日本テレビに対しては、
《やす子で大金が集まったからまた同じパッケージでやるんだな》
《横山くんのためにも、もう横領とか絶対すんなよ》
《異常な猛暑の中、マラソンさせられる横山くん… チャリティーライブじゃあかんの?》
《体調崩すリスク負ってまでやること?ソロツアー中の横山くんぶっ壊すつもり?》
《この酷暑の中走らせるって正気か?》
など、疑問や批判の声も上がっている。
毎年のように批判の声が上がっているチャリティーマラソン。2023年11月に系列局「日本海テレビ」の経営戦略局長が寄付金を含む計1118万円あまりを着服していたことが発覚したことへの不信感は未だ拭えず、年々暑さが厳しくなっている状況で、24時間かけて走るという企画自体にも疑問の声が上がっている。公式サイトではマラソン実施にあたり、熱中症対策についてのアナウンスを出しているが、厳しい暑さが続く中で走る意味はあるのだろうか――。