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 10月24日公開の三谷幸喜監督作品『ギャラクシー街道』でヒロインを務める綾瀬はるか。

 はつらつとしたキュートさがまぶしいばかりで、3月に30歳を迎えていることに驚く。てっきり、まだ20代かと?

「あ、本当ですか? でも、自分もびっくりですけど(笑い)。なりたての2~3か月は会う人会う人に言われましたね。“30歳だから”“30代になったから”って。逆に周りから“29歳と30歳では全然違う”と言われている感じがして……」

 20代と同じでいてはいけないなら、何を変えればいいのか。もっと大人っぽくしたほうがいいのか、と考え込んでしまった時期もあったという。

「でも、そんなに変わるものでもないし(笑い)。今は、これからちょっとずつ何かが自然に変わっていくんだろうな、みたいな感じかな。きっと、変わる部分も変わらない部分もある。だから、焦ったり、特に何かする必要はないって思いましたね。すると、どんどん楽しくなってきて。だんだん後輩も増えるじゃないですか?

 前は自分が何かを教えたり、アドバイスすることにテレがあったけど、今はちゃんと言えるようになりましたし。30歳になって、いろいろ気持ちが動いたから……うん! 30歳、おもしろいなって思っています」

 三谷幸喜監督とは、『ザ・マジックアワー』('08年)以来2度目。本作では、宇宙人らしい(?)ショートカット姿を披露。なかなか凡人では似合わない髪型かと?

「いやいやいや(笑い)。ありがとうございます。普段はしないような髪型じゃないですか? 違うことができるのは楽しいので、ノリノリでやりました。最初、宇宙人の役だと聞いたときはちょっと想像できなくて。

 “しゃべり方とか動き方とかが、やっぱりちょっと違うのかなぁ”とか、いろいろ考えたんですけど、監督は“それは普通の人間と同じで全然大丈夫です”と。だから、逆に宇宙人っていう意識はひとつもしなかったです(笑い)」

撮影/伊藤和幸