私が沼った【推し球児】ランキング

 8月5日に、“夏の甲子園”が開幕。今回は、30代以上の女性1000人にアンケートを実施! かつて甲子園で活躍し、あなたを沼らせた“推し球児”は?

沼らせた“推し球児”19位〜10位

元木大介(2017年)

 上位20選手のうち、19位〜10位は以下のとおり。

●19位 元木大介(上宮)/菊池雄星(花巻東)
●18位 板東英二(徳島商)
●16位 王貞治(早稲田実)/川上哲治(熊本工)
●15位 佐々木朗希(大船渡)
●14位 清宮幸太郎(早稲田実)
●13位 太田幸司(三沢)
●12位 江川卓(作新学院)
●11位 長嶋茂雄(佐倉一)
●10位 鈴木一朗(愛工大名電)

 19位には元木大介がランクイン。

「高校時代の元木さんは実力と甘いマスクでスーパースターでした。雑誌の懸賞で生写真が当たって大喜びしました。とにかくカッコよかった」(49歳・広島県)

 プロでは“クセ者”と呼ばれたが、甲子園でも'88年に隠し球でアウトを奪取。

 13位は“元祖・甲子園のアイドル”との呼び声も高い太田幸司。コーちゃんという愛称で親しまれた。

「こんな美男子でスマートな球児が存在することが珍しかった」(76歳・大阪府)

「相手投手と共に素晴らしい投げ合いを見せてくれた」(67歳・福岡県)

 12位は江川卓。春のセンバツにおける1大会通算最多奪三振記録(60個)を持つ。大学進学を本人や親が明言していたなか、巨人と電撃的な契約を結んだ“空白の一日”は野球史に残る事件として語り継がれているが……。

「飄々として、自分の考えを貫き、荒波に立ち向かう姿勢に共感します」(56歳・神奈川県)

推し球児ベストナイン

 ここからは推し球児ベストナイン!

9位 荒木大輔(早稲田実)

 甲子園球児として初めて社会現象にまでなったといえる“大ちゃんフィーバー”を巻き起こした。

「爽やかな球児というイメージに合う」(54歳・東京都)

「イケメンで大人気だった。大輔という名前も流行した」(64歳・東京都)

 荒木の人気ぶりは、“大輔”が新生児の人気名前ランキングの1位になったほど。そして母親がファンだったため、同じ名前を授けられ、甲子園で大活躍したのが……。

8位 松坂大輔(横浜)

「自分と同い年で活躍していたから。夏休みで受験勉強が大変なときに、頑張っている姿を見てモチベーションが上がりました」(44歳・福岡県)

「春夏連覇。決勝でノーヒットノーラン。甲子園の怪物といえばやっぱり松坂が浮かびます」(40歳・兵庫県)

 松坂と同学年は“松坂世代”と呼ばれたが、非常に多くの同世代票を集めた。

 7位と6位はKKコンビ。

7位 桑田真澄(PL学園)6位 清原和博(PL学園)

 1年生からエースと4番。甲子園には5度出場し、優勝2回、準優勝2回。

「投げては完投勝利、打ってはホームラン。元祖二刀流です」(56歳・愛知県)

 桑田はエースながら甲子園で通算6本塁打。これは歴代2位の記録となる。

「打球がそれまで見たことがないくらいすごかった」(54歳・埼玉県)

 清原の通算13本塁打は歴代最多となる。プロ入り後、コンビは別々の道へ。そしてそれは2人が明言していた道ではなく……。

「(桑田は)大学に行くと言っていたのに巨人に入ったので嫌いだけど、心に残っている選手」(58歳・愛知県)

「(清原は)巨人に選ばれずに、悔しさの表情が印象的だったから」(49歳・千葉県)

推し球児TOP5

 現在でもメジャーで活躍するダルビッシュには圧倒的な“ビジュ票”が集まった。

5位 ダルビッシュ有(東北)

ダルビッシュ有は196センチの高身長で、ʼ24年に日本人投手初となるメジャー通算2000奪三振を達成した

「このスタイルの良さはなんだと驚いた記憶。大谷君より先に現れたダルビッシュさんの驚きが心に残っています」(43歳・長崎県)

「高校球児ながら多彩な球種に驚いた。そして高身長イケメン」(45歳・青森県)

4位 松井秀喜(星稜)

松井秀喜

 やはり多くの人の心に残っているのは、怪物すぎるがゆえのあの“事件”。

「全打席敬遠なんて初めて見て衝撃だったし、かわいそうで」(49歳・埼玉県)

「勝負させてよ……と子どもながらに思いつつ見ていた」(44歳・兵庫県)

「阪神ファンだったのに“指名していただいた球団に”と巨人に入団したので。入団をめぐってゴネるルーキーもいるなか、素晴らしいと思いました」(59歳・大阪府)

 ここからはベスト3。3位と2位はやはりまとめて。

3位 田中将大(駒大苫小牧)2位 斎藤佑樹(早稲田実)

のじぎく国体で握手をする、早実の斎藤佑樹と駒大苫小牧の田中将大

 '06年夏、ハンカチ王子とマー君による決勝戦は日本中を沸かせた。

「爽やかな斎藤佑樹さんとの対決がすごかったですが、個人的に気迫あふれるピッチングでマウンドに立ち続けるマー君がカッコいいと思っていました」(33歳・新潟県)

「ハンカチ王子との対比でよく覚えている。決勝戦が再試合になったことも珍しく、最終バッターがマー君だったのも脳裏に焼きついている」(50歳・愛知県)

 2人の対決は、決勝戦と同じく斎藤が勝利。

「汗を拭き汚れた姿を見せないというスポーツマン精神ができあがっていて気に入っていました」(34歳・三重県)

「ハンカチを持ってプレーしている選手は初めて見ました。清潔感があってイメージが良かった」(56歳・埼玉県)

 ただ、この2人の場合、どちらかではなく投げ合いが心に残っている人が多数。

「自分と同い年の2人が甲子園の決勝という全国の人たちが注目する試合で投げ合っている姿は、野球にそれほど詳しくない自分にも響くものがあり、心に残っています」(36歳・東京都)

 1位はやはりと言うべきか、もはや意味がわからないスゴさを見せ続けてくれるこの男。

1位 大谷翔平(花巻東)

2025年6月29日、投手として復帰後3度目の登板をした大谷翔平(共同通信)

「当時から大柄で顔が小さいので印象に残っていた」(56歳・千葉県)

「大谷のあどけない丸刈りの球児姿が可愛らしい。その可愛さと裏腹にえげつない活躍」(47歳・兵庫県)

「人生設計がしっかりしていて 夢の実現に向かって努力し、結果を出している」(82歳・神奈川県)

 この夏、新たなスターは生まれるだろうか。

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