木村拓哉(左)と河合郁人

 Prime Videoで8月1日より配信がスタートした新バラエティー番組『賞金1億円の人脈&人望バトル トモダチ100人よべるかな?』の内容が物議を醸している。(※番組内容に一部触れています)

河合郁人にとって木村拓哉は“友だち”なのか

 この番組は自称「芸能界最強の人脈」を誇る河合郁人、さらば青春の光・森田哲矢、Mattの3人が、朝から深夜0時までに「どれだけ多くの友人を呼び出せるか」を競い合うという内容だ。

 詳細を知らされぬままスタジオに集められた彼らの友だちの芸能人たちは、長時間にわたって食事もほとんど与えられないというかなりストレスフルな状況に追い込まれ、「人は極限状態の中でトモダチをどこまで信じられるのか?」がテーマとなっている。

 京本政樹、神田うの、デヴィ夫人らそうそうたる顔ぶれのほか、クロちゃんやお見送り芸人しんいち、人気YouTuberやミュージシャンまで多彩なジャンルからそれぞれの友人が集結し、視聴者の関心を集めた。そんな中、とりわけ視聴者を驚かせたのが、木村拓哉のサプライズ登場だった。

 河合からの一本の電話に応じて現場に駆けつけた木村は、これまでほとんど接点がないクロちゃんら異色の芸人たちの中に放り込まれることに……。これには視聴者からも「キムタクがきたことでめちゃくちゃ盛り上がった」「後輩の頼みに応えて現場に姿を現した男気に感動した」といった拍手が送られた。

「河合が旧ジャニーズの先輩の中で最も敬愛しているのが木村で、『人生の教科書が木村さん』と公言するほどの“信者”。木村の映像作品を全種類購入しているなど、後輩というより完全なファン。木村のものまねもたびたび披露しており、木村のソロライブにも参加したり、番組に呼ばれた際には、一緒に釣りをしたり古着屋を訪れるなど、その“木村愛”は河合ファンにとどまらず、木村ファンにも広く知られています」(テレビ関係者)

 しかし、ネットでは河合の“木村召喚”をめぐって物議も勃発。「大先輩をそんな軽いノリで呼んでいいのか?」「木村拓哉は“友達”ではなく、尊敬すべき存在なのでは」「キムタクに失礼すぎる」といった批判も目立っている。

TBSプロデューサーの投稿に多くの賛同が

 さらに火に油を注いだのが、元TBSプロデューサー・植田博樹氏によるSNS投稿だった。過去に『ビューティフルライフ』などで木村と作品を共にした植田氏は自身のXに以下のように投稿したのだ。

《木村拓哉という、長い間、沢山のキャストスタッフファンが大事にしていた木村拓哉さんを、自分のためにバラエティーに呼びつけるのは、流石にいかがなものかと思った。打ち合わせ済みかもしれないがKさん、本当に木村拓哉さんをリスペクトしてますか》

《俺は、バラエティーの人たちに聞きたい。高倉健や松田優作を、この企画で呼びましたか? 木村拓哉は、本来、そういうレベルの人ですよ》

 とポスト。河合や番組スタッフへの不快感を隠さなかった。

新刊『小さな幸せで満たす日々』の発売イベントを行った常盤貴子

 植田氏といえば、2月9日放送の『日曜日の初耳学』(TBS系)に常盤貴子が出演した際にも、木村絡みのトークでヒートアップしたことがあった。

「番組では、常盤が『ビューティフルライフ』について言及。木村の印象について『わりとアドリブを入れられる方で、セリフの順番とかも違っていたりするんですね』と回顧しました。すると、植田はXにて『木村を貶めた』と憤慨していました。

 この投稿ではさほど共感されていませんでしたが、『賞金1億円~』の河合に対するブチギレには、多くの人から賛同の声が上がっています」(スポーツ紙記者)

 今回、河合は木村を呼ぶことで自分の価値を上げたいという思惑があったのかもしれないが、木村を神格化している層からは複雑な受け止められ方をされたようだ。