ついに“禁断の扉”が開かれたーー。
8月5日、『文春オンライン』が【衝撃スクープ】を報じた。元SMAP・中居正広と元フジテレビアナウンサー・Aさん（文春報道では“X子さん”）との間に起きたトラブルの核心となる、“性暴力”の全貌をキャッチしたというのだ。
2023年6月2日に、中居が所有するマンションで被害にあったとされるAさん。フジ・メディア・ホールディングスが設置した第三者委員会の調査報告書でも、「業務の延長線上における性暴力」があったことが認定されている。
中居との“行為”によって心的外傷後ストレス障害（PTSD）を発症し、仕事もままならぬ程に心身を追い詰められたAさんは、同年8月にフジテレビを退社。彼女の人生を大きく狂わせた出来事と言えよう。
昨年末に発覚したトラブルだが、いまだ解決に至らない要因として挙げられるのが、示談成立時に生じた「守秘義務」だ。中居が《全責任は私個人にあります》と芸能界を引退した際にも、「守秘義務がある」として詳細を説明することはなかった。
この“核心”の真相が明かされないが故、「6月2日の雨の夜」に両者間に何があったのか、中居が引退するほどの“性暴力”とは何だったのか、真偽不明のネットニュース、憶測ばかりが一人歩きする状況が続いている。
《X子さんの意向も確認した》
さらに拍車をかけたのが“中居擁護派”によるコメントだった。騒動を取材するベテラン芸能リポーターによると、
「“被害者”であるはずのAさんに対し、中居さんのファンなのか、それとも騒動を面白おかしく騒ぎ立てるネットユーザーの仕業か、誹謗中傷ともとれる批判的な言葉が向けられています。そして社会的に責任ある立場である古市憲寿氏、そして橋下徹氏の“失恋事案”発言によって加熱。
今回の文春報道では《X子さんの意向も確認した》としているように、彼女自身も当日の全貌が明かされることを、中居が自身に行った所業を白日の下に晒すことを望んでいるようにも思えます」
そこで気になるのが“スクープ”の根幹となる、文春が入手した「通知書」の“出どころ”だ。被害内容を克明に記したという通知書は、Aさんの代理人弁護士が作成して中居に宛てた資料。つまり外部者が知り得るはずもない、当人や弁護士だけが把握する極めて秘匿性が高い「内部資料」と言える。
情報提供者である“出どころ”を文春が明かさないのは当然として、これまでの双方の「守秘義務」への姿勢で見えてくることもある。3月末に公表された第三者委員会の報告によると、一貫して「解除に応じる」姿勢だったAさん。一方、
中居側も“全貌”を明らかにしたい
「中居側も1月下旬の聞き取り調査の時点で、当時の代理人弁護士は“解除に前向き”として第三者委員会に応じたと言います。ところが2週間後に一転して、“全面解除を断った”と否定的な姿勢になったとされています」（前出・リポーター、以下同）
そして5月12日、新たに立てた弁護士団による反論で再転。やはり「守秘義務の解除を提案していた」と訴え出たのだった。
「前弁護士と第三者委員会との間で“解除拒否”の行き違いがあったのか、中居側によると一貫して“解除に応じる”姿勢を見せていたことになる。“6月2日”の全貌を明らかにした上で、それでも“性暴力はない”と正当性が認められる自信があってのことか。
もちろん第三者からの提供の可能性も否定できませんが、“通知書を表に出したい”思惑はAさん側だけでなく、中居側にもあると言える。いずれにせよ、全ての真実が明かされなければ世間は納得できない状況にあります。“性暴力はあった、なかった”と平行線を辿る今、もはや法廷で争うしか道はないように思えますが」
開かれるのは法廷の扉か。