King&Prince

 いまネット上でこんな声が飛び交っている。

「なんで売り上げ増えてるの?」

 永瀬廉と高橋海人の“お騒がせ熱愛報道”が波紋を広げるなか、King & Princeが見せたのは、まさかの快進撃だった。

16作連続初週30万枚超えのKing & Prince

 8月6日にリリースされた17枚目のシングル『What We Got ~奇跡はきみと~ / I Know』が“まさかの売上”を記録した。8月5日付けオリコンデイリーランキングによると、初日売上は25万4058枚。堂々の1位スタートを切った。

 キンプリといえば、デビューから16作連続で初週30万枚超えという記録を維持しており、今回もその更新が期待されていた。それだけに、今回のシングルは発売直前に2人のスキャンダルが立て続けに報じられ、業界内では“売上は確実に下がる”との見方が支配的だった。

 それはメンバー自身も感じていたようで、7月28日にKing & Princeの公式インスタグラムで生配信をした際には、高橋が「(前作までは)みんなの応援があって30万という壁を超えさせていただいて」「まあ今回も…なんて言うんだろうな、でも、愛してもらえる作品になってもらうのが1番だからって思います」と、意味深な発言をしていたとも報じられていた。

「永瀬は浜辺美波とのお泊まりデート、高橋は有村架純との交際継続報道。いずれも国民的女優が相手というだけに、ファンの落胆は大きかった。旧ジャニーズグループでは2023年になにわ男子のメンバーたちが相次いで熱愛を報じられ、50万枚超えを誇っていたシングルのセールスが30万枚台へと激減。また、SixTONESもジェシーや森本慎太郎の熱愛が影を落とし、売上に陰りが見えています。

 そのため、ファンの間でも“さすがに今回は厳しいかも……”という空気がありましたが、フタを開けてみれば前作『HEART』の24万4000枚を超える数字。この初動であれば初週売上30万枚超えは達成しそう。ファンの意地と執念がこの結果を作ったと言っていいでしょう」(音楽ライター、以下同)

 ファンからは、

《もう感情は複雑。でも数字だけは守りたかった》
《正直、複雑すぎて泣いた。でも、買うと決めた自分に悔いはない》
《売上を言い訳にして、“恋愛OK”みたいには絶対思わないで! そこは別だから》

 といった声が聞かれ、複雑な思いで応援していたことが伺える。

「たしかに今回は、2人になったKing & Princeをなんとしてでも守るためにファンが“動いた”という印象です。ただ、これは2人の恋愛を祝福しているのではなく、感情を押し殺して購買したのだと思います。むしろこの数字は、彼らに対する最後通告のような“静かな怒り”とも受け取ることができるのではないでしょうか」

 キンプリの2人は“ファンの思い”を感じながら、今後、自身の恋愛とどう向き合うのだろうか。