5月のゴールデンウィーク、大行列の大阪・関西万博

 大阪・関西万博での万引きが問題になっている。5人で会場を訪れた大学生グループは人気商品の“黒いミャクミャク”など、合計で100点以上を窃盗し、5人全員が逮捕されている。

鉄オタたちは「無賃乗車は当たり前」

「この5人は“鉄道ファン”という共通点がありました。5人は事件当日に都内から会場まで足を運びましたが、新幹線や在来線など、使った路線すべてを“無賃電車”で乗車していたといいます。大学生らは“撮り鉄は全国の鉄道を見に行くので、仲間内では無賃乗車は当たり前だった”と話しているとのことです」(全国紙社会部記者、以下同)

 この5人の問題行動は窃盗と無賃電車だけではないという。

「5人のうちの何人かは、12歳から17歳までが適用される“中人”のチケットを購入し、万博に不正入場したというのです。万博で窃盗を行うために、罪を重ねる非道な行動が明らかになりました」

 この事件にネット上では、

《撮り鉄でも鉄道ファンでもない。ただの犯罪グループ》
《犯罪グループじゃん。万引きとかのレベルじゃない。無賃、年齢詐称、泥棒の複数の犯罪。しっかりと裁いてほしい》

 などの声が上がる一方で、

《無賃乗車している撮り鉄はたくさんいそうな発言!》
《「撮り鉄」は身勝手な行動で印象悪かったのですが さらに「無賃乗車は当たり前」ですか?》
《最近、色んな記事で撮り鉄のマナーの悪さが物議を呼んでいるけどもっと取締りを強化して検挙するべき》

 と、撮り鉄にヘイトが向けられている状況だ。

「昨今、撮り鉄は線路侵入や通行妨害、駅員への暴言など、数多くの行動が問題視されています。この大学生らによると、撮り鉄による“無賃乗車は当たり前”で、犯罪にまで手を染めている撮り鉄もいるとのこと。もしこれが事実であるなら、これまでの迷惑行為とはわけが違います。今回の大学生らに限った話であることを願うばかりです」(前出・全国紙社会部記者)

 ルールやマナーを守れない一部の自分勝手な撮り鉄たちが、多くの人に迷惑をかけている。意識を改善することはあるのだろうか――。