
かつて芸能界に中丸雄一という売れっ子タレントがいたことさえ、夏の暑さとともに忘れられようとしている。昨年8月のアパ不倫以来、すっかり表舞台から消えた彼に代わり、ついに妻があの“黒歴史”の封印を解いたようでーー。
ホステス時代の思い出話を語る笹崎里菜アナ
「8月12日、元日本テレビアナウンサーの笹崎里菜さんが、ABEMAで放送中の『愛のハイエナ season4』に出演。日テレの入社前に1~2カ月ホステスとして働いていたという銀座のクラブ時代の苦労を明かしたのです。
VTRでは俳優・山本裕典さんがホストクラブに体験入店する様子を流したのですが、スタジオに戻ったあと、彼女はホステスとしての接客について、“社長や会長”といった肩書きの客層を相手にするもので、高い水準のマナーや気配りを求められたと回顧。対応に苦戦していた彼女をみかねて店のママから『お人形さんかい?と言われました』と苦い経験を語っていました」(芸能ジャーナリスト、以下同)
このあと、笹崎は日テレ時代も振り返り、社員について「どちらかというと体育会系で、上下関係もしっかりしていた」とコメントした。
局アナだったころのことに加えて、入社前のバイト経験まであけすけに語る笹崎に対してネットではこんな意見が。
《とうとう黒歴史までネタにしないと食っていけないのか……》
《あれだけごねたセンシティブな話題を辞めた途端平気で喋るのか呆れたなこの人》
《中丸の稼ぎが悪いからこんなこと話さないといけないのか 》
など、同情や哀れみを寄せる者もいた。それもそのはず、昨年8月、夫の中丸は、20代の女子大生と「アパホテル」で密会していたことを『週刊文春』で報じられて以来、閉店休業状態だからだ。
YouTubeチャンネルを開設
「スキャンダル発覚後、無期限謹慎の処分を受けていた中丸さん。今年1月に活動再開を果たしましたが、当時担当していた『朝だ!生です旅サラダ』『家事ヤロウ!!!』『シューイチ』の出演見合わせは“継続中”。テレビ出演としては、6月24日に放送された『人生で1番長かった日』にVTRでサプライズ出演し、およそ10か月ぶりの地上波出演を果たした他は、TOKYO MXばかりです」

やむにやまれず笹崎は6月30日、YouTubeチャンネル『笹崎里菜の日常チャンネル』を開設したものの、45日経った8月14日15時現在、登録者は2670人という惨憺たる数字だ。こうしたなかで彼女が解禁した銀座のホステスエピソードは、ある忌まわしい記憶を呼び起こすという。民放キー局関係者は語る。
「11年前の2014年、笹崎さんは翌2015年度の新人アナウンサーとして日テレへの入社が内定していたのですが、先のホステス経験を鑑みた人事部から、『アナウンサーに求められる清廉性に相応しくない』として内定を取り消されました。もともと母親の知人が経営する銀座のクラブでお手伝いを頼まれ、ホステスとしてアルバイトしていただけだったのですが、同局は重大違反とみなしたようです。
同年11月、彼女はこれを不服として東京地方裁判所に提訴。当初日テレも全面的に争う構えを見せましたが、世論の動きを敏感に察知したのか態度を軟化。両者は和解し、笹崎さんは無事にアナウンサーとして入社することができたのです。当時、彼女は東洋英和女学院の大学生。天下の日テレを訴えたとして世間は騒然となりました」
笹崎にとっても日テレと揉めたのは苦い記憶だったのだろう、銀座ホステス時代の話は“封印”していたはずだが……。もはや、背に腹は代えられないということだろうか。