
8月14日、全国高校野球選手権大会の2回戦が行われたが、広島県代表の広陵高校と対戦を予定していた三重県代表の津田学園は不戦勝となり、次の3回戦にコマを進めた。
広陵高校の説明会に“ある疑惑”
「野球部内の“暴力行為”が明るみになった広陵高校は8月10日に会見を開き、出場辞退を発表。堀正和校長は“指導体制の抜本的な見直しをはかることにいたしました”などと説明しました。会見の後、広陵高校では緊急の保護者会が開かれ、ことの経緯を説明したといいます」(スポーツ紙記者)
約30分の時間で終わった説明会。堀校長は「選手からは何ひとつ質問もなく、いつもどおりきちっとしたあいさつで終わりました」としている。
「堀校長は“何ひとつ質問が上がらず、私たちの意志を受け取ってもらえたと思っております。(中略)保護者会の皆さまが理解をしてくれたこと、感謝しかありません”と話しました。広陵高校の生徒には誹謗中傷や加害予告まで届いている状況で、学校として生徒を守ることを第一優先に尽力してもらいたいですね」(前出・スポーツ紙記者)
しかし、堀校長の「選手からは何ひとつ質問がない」という説明に違和感を覚える人が多いようで、ネット上では、
《皆んな30分そこらの説明で納得して帰ったってこと?それとも変なこと言うと我が子にとばっちりがいくのか?》
《質問しては行けない様な雰囲気だったとしか思えない》
などの意見が上がっている。
そんな中、SNS上では、この説明会にある疑惑が浮上している。
「この説明会は野球部とその保護者が対象で、誹謗中傷を受けている野球部以外の生徒や保護者には案内がなかったという情報が拡散されています。さらに、説明会で質問をする際には、“息子のポジションと名前”を言う必要があったとの疑惑も。これが本当だとしたら質問が上がるはずもないですし、ただの圧力です。学校側はいまだに保身に走っていると思われても仕方ありません」(全国紙社会部記者、以下同)
野球部以外の生徒や保護者に説明する機会はあるのか、浮上した疑惑は事実なのか。広陵高校のホームページから問い合わせてみたが、期日までに回答はなかった。
「広陵高校のホームページはアクセスが集中しているのか、繋がりづらい状況が続いています。多くの質問や批判が寄せられているのでしょう。夏季休暇のタイミングでもありますし、様々な意見が寄せられる中、対応することは難しいのかもしれませんが、今はそうも言っていられないのでは。疑惑の真偽や今後の対応について、責任を持って説明するべきだと思います」
生徒たちの未来は守られるのだろうか――。