
「自分が人生の中で、声優のお仕事をいただける想像をまったくしていなかったので、まずビックリでした。昔、作詞作曲した『ひまわり』をきっかけにオファーをいただいたのですが、“自分で種を植えて、何度枯れても踏みつぶされても最終的に花を咲かせる”という意味を込めていたので、それが実際に形になった気がしてうれしかったです」
そう話すのは、映画『アズワン/AS ONE』で主人公・ヨウの声優を務める白岩瑠姫(JO1)。今回が声優初挑戦となる。
声優初挑戦にメンバーは!?
「声優さんって息で間をつないだり、セリフがない時間も声が出ていたりするんですよ。そこが難しかったです。セリフのタイミングも完全に決まっているので、最初は苦戦しました。
僕がアフレコしたときは、ほぼ全員の声が入った状態だったので、プレッシャーでした!みなさん上手すぎて僕のセリフのタイミングなのに、つい聞き入ってしまったことも。さすがプロだなと思いました」
JO1のメンバーには声優経験者もいるが、反応は?
「お話を頂いたとき、ワールドツアー中だったりと、結構大変なときで。予告が出るまで出演することを誰にも言っていませんでした。メンバーはアニメ好きが多いので、発表されてからはうらやましがっていたし、一緒に喜んで“絶対見に行く!”と言ってくれました。でも、見られるのは緊張します(笑)」
本作では声優だけでなく、主題歌『巡星』も手がけている。
「声優も楽曲の書き下ろしも初挑戦。足りないところもあると思いますが、一生懸命取り組みました。一緒に盛り上げて楽しんでくれたら僕は本当に幸せなので、映画も楽曲もいっぱい見て、聴いてください!」
音楽が物語のカギということで、音楽との出合いについて聞いてみた。
「1990年~2000年代の邦楽ロックの影響が大きいかもしれないです。中学2年生のときに、友達にL'Arc〜en〜Cielさんをすすめられて、そこからバンドをよく聴くように。それがきっかけで、高校時代にはバンドも始めました。ヨウも高校生でバンドをやっていて、近しいものを感じています」
ポジティブマインドの秘訣
「新しいことに挑戦する機会を大切にしている」と語る白岩。そのポジティブマインドの秘訣を教えてくれた。
「もともと“どうにかなるでしょ!”という考え方なのも大きいです。悩んでも答えって出ないじゃないですか?だったら自分が選んだ道を正解にするしかない。どんな状況もとりあえず楽しむことが大事というマインドで生きています。
悩むことも、もちろんありますが、“悩みって生きている人間の特権だよね”という僕の好きな言葉があるんです。誰しも悩みは絶対にある。そういう前向きな言葉や作品に出合って“自分だけじゃないんだな”と思うようになってから、心が楽になりました」

そんな彼が今後新たに挑戦したいことは……
「服が好きなので、ファッション系のお仕事に挑戦したいです。声優だったら次は敵役をやりたいです。普段は王子様キャラなので。まあキャラだけですけど(笑)」
自分の声についてどう思う?
ラジオでよく“眠くなる声”と言われるんです。時間帯が遅いからかな(笑)。良く言えば、落ち着くということだと思います!
主題歌のお気に入りポイントは?
“クラウド”という歌詞が2回登場して、1回目は雲、2回目は群衆を表しています。それが映画にピッタリで気に入っています。あとは、サビも好きですね。結局全部です!
ボイスケアの方法は?
良いハチミツを寝る前と起きたときにスプーン一杯ずつなめています。僕、のど風邪をひきやすいんですけど、今のところ調子は良いです!

衣装
イヤリング\22000(masae/RHODES)、ツートンリング\39600(O-KI/RHODES)、シルバーリング\3740・ゴールドパールリング\3740(KRONOS/RHODES)、ゴールドジルコニアリング\3520(MU/RHODES)、ピンクゴールドリング\15400(スティールジェニック/RHODES)、その他/スタイリスト私物