
アウトドアブームが来て久しいが、一緒にキャンプに行くと頼りになる、面白くなりそう! と思える男性タレントは? 30代~60代女性500人に聞いてみたところ、料理上手な人がいいという声もあれば、トーク力を求める意見も。逆に口数の少なそうな人などさまざまなキャラの男性タレントがランクイン!
同率4位は“アウトドア派”な人気アイドル
連日、記録的な暑さが続く日本列島。“不要不急の外出は控えましょう”と、昔は考えられなかったような注意喚起が出る日も珍しくなくなったが、それでもやっぱり夏といえばアウトドア。せめて脳内妄想でもキャンプしたい!
ということで、30代〜60代の女性500人に「一緒にキャンプに行きたい男性タレント」をアンケート。楽しい時間をつくってくれそうな陽キャラからガチキャンパーまで、個性豊かなメンツ大集合のランキングを一挙紹介!
30票の同票で4位に入ったのは、2人。まずは、相葉雅紀(42)。『相葉マナブ』(テレビ朝日系)での料理姿や、『嗚呼!! みんなの動物園』(日本テレビ系)でのロケ姿が人気の相葉。アウトドアなキャラがお茶の間に浸透しているようで、
「屋外で料理する様子を見ていると、テキパキと動いてくれそう」(兵庫県・57歳)、「和気あいあいと段取りをして楽しいキャンプになりそう」(徳島県・56歳)
などの声が届いた。
「この15年くらいでアウトドアなイメージが強くなりましたね」
と語るのは、放送作家でコラムニストの山田美保子さん。『嗚呼!!〜』の前身『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)の初期に放送作家として携わっていて、
「最初はひな壇のおひとりだったんですが、あまりにもったいないということで、飼育係になりロケも頑張ってくださって。あのころから外で活躍するイメージが強くなった気がします」(山田さん、以下同)
優しさが画面からも伝わる相葉。「多少失敗しても笑ってくれそう」(東京都・42歳)という意見に、山田さんも「確かに!」と納得。先日もテレビ局で偶然会い、ほかの人と話していて気づかなかった山田さんを待っていてくれたそう。
「後から私のマネージャーにずっと待っていてくださったと聞いて、本当に感動しました」
同じく4位の明石家さんま(70)は、半世紀近く第一線で活躍する、言わずと知れたお笑い界の大御所。
3位は北海道が産んだ希代のエンターテイナー
「気遣いができて話題も豊富なので、一緒にいたら楽しそう」(奈良県・62歳)、「何があっても楽しく乗り切れそう」(群馬県・47歳)、「1日中、面白いトークで盛り上げてくれそう」(香川県・53歳)
など、彼への声は“楽しそう”“面白そう”のオンパレード。

長年、一緒に仕事をしている山田さんも「本当に楽しくて面白い。飽きさせない方ですね」と言う。また、「手先の器用さもすごい方なんです」と山田さん。
「手作りのアクセサリーなどを何度も頂いたことがあるんですけど、とても手が込んでいてびっくりします。革製品を作ったり、お気に入りのキャラクターのグッズをご自分の持ち物に縫いつけたり、本当にすごい。なので、キャンプでも器用にいろいろやってくださりそうですね。ただ小食な方なので、大量にお肉を焼いたりするイメージはあまりないかも」
また「失敗しても笑って許してもらえそう」(千葉県・49歳)という意見には、
「キャンプなんかだと、意外と厳しいんじゃないかな。“もう手を出すな”って愛のムチ的な(笑)」
と、山田さん。
3位は34票で大泉洋(52)。演技にトークに大活躍する希代のエンターテイナーには、
「ずっとしゃべってくれて飽きずに過ごせそうだし、明るく和みそう」(新潟県・53歳)、「ずっと笑っていられそう」(神奈川県・55歳)、「おしゃべりは楽しいし、おいしい料理も作ってくれそう」(大阪府・54歳)
などの声が寄せられた。
「『水曜どうでしょう』(北海道テレビ)がロケの番組で、アウトドアのイメージもありますよね」と分析する山田さん。それに加えて、彼の優しさも大きなポイントと。
「映画の完成披露試写会で共演者の方々に話を振って盛り上げてくれたり。 『紅白』や『SONGS』(NHK)の司会でも、普段から相手の方のことを細かいところまで見ていて、トークで広げているのが伝わってきます。私は、サービス精神が旺盛な男性は優しいという持論があるんですが、さんまさんや中山秀征さん、そして大泉さんはまさにそういう方だなと。アウトドアでもサービス精神を発揮して盛り上げてくれそうです」
また料理上手としても有名な大泉だけに、
「女性のキャンパーは食事が楽しみという人も多いので、頼もしいですね」
2位はヒロミ(60)が53票でランクイン。DIYやアウトドアの達人として有名で、大工仕事もお手のものだけに、
「大工仕事がキャンプに役立ちそう」(東京都・58歳)、「キャンプ道具のセッティングや料理など、器用にいろいろやってくれそう」(神奈川県・66歳)、「手慣れていて、苦にせず何でもやってくれそう」(神奈川県・57歳)
と、実技面での手腕を評価する声が多数。
「還暦だなんて信じられないほど元気で行動的。仕事が午後からだと、午前中にゴルフに行かれることもあるそうなんです。手先も器用だし、船舶免許をお持ちで海にも強い。リーダーシップもあるし、車の運転も上手だし、全方面ですごく頼もしいですよね」
また、彼の場合も特筆すべきは優しさ。
「(松本)伊代さんとの夫婦関係を見ていると、本当に優しくて和みます。伊代さんがいつまでも可愛らしいのは、ヒロミさんのおかげという部分も大きいのでは。またバラエティー番組でも、例えば松村沙友理さんを毎回すごく褒めたり。後輩のアイドルにも躊躇なく言葉で表してくださる優しさ、懐の大きさをとても感じます」
ランキング圏外もアウトドア“ガチ勢”が続々!
そしてラストはやはりこの人。ヒロシ(53)が99票の圧倒的得票数で1位に。'04年に「ヒロシです……」でブレイクし、その後低迷期を迎えるも、'15年に始めたYouTube「ヒロシちゃんねる」のキャンプ動画で再ブレイク。

ソロキャンプの本や『ヒロシのぼっちキャンプ』(BS-TBS)という番組も大好評で、今や芸能人キャンパーの第一人者。
「キャンプに詳しいし、お互い干渉せずに過ごせそう」(長崎県・52歳)、「たくさんしゃべる相手は疲れるので、口数の少なそうな朴訥とした人柄から選びました」(広島県・48歳)、「全部やってくれそうだし、適度な距離感で黙っていてくれそう」(山形県・56歳)、「ボソッと面白いことを言ってくれそう」(東京都・60歳)
など、キャンプの実力と控えめなキャラが人気の決め手のようだ。
「ヒロシさんはもうプロフェッショナル。知識と経験がケタ外れですから、文句なしの1位でしょう。ご自分の場所をキャンプ場に見つけたという感じで、淡々とやってらっしゃるのがすごく素敵ですね」
そして、非常に物静かなのも大きな特長。
「一緒にいてしゃべらなくてもいい人って、いちばん気心が知れてる人だと私は思うんです。ヒロシさんとなら、静かにキャンプファイアの火を見つめたり、ゴージャスじゃない正統派なキャンプ飯を静かに作って食べたり。大自然の中で静かに癒されたい人には、最高のお相手かなと思います」
6位以下にも強者がズラリ。
「東出昌大さんはもうアウトドアを超えているというか、実際に山で生活されているので腑に落ちますし、工藤阿須加さんは農業にしっかり取り組まれていますよね。
バイきんぐの西村瑞樹さんはYouTubeやテレビでキャンプ番組をやっていて、ヒロシさん同様プロフェッショナル。おぎやはぎさんもキャンプ番組をやってらっしゃいますね。このおふたりは、こちらが失敗したら厳しくツッコまれそうな感じもしますが(笑)」
総じてアウトドア関連に強い本格派がそろった今回の結果に、「クマが出たり水難事故が増えたり、アウトドアは最近ますます気をつけなきゃいけなくなっているので、知識や経験が豊富な方々が入ったのは、すごく納得です」と山田さん。
残り少ない(と思いたい!?)夏、これからキャンプに行かれる方は、どうぞ安全第一で楽しい思い出づくりを!
取材・文/今井ひとみ
山田美保子 放送作家、コラムニスト。テレビ・ラジオのコメンテーターとして『サンデージャポン』(TBS系)などに不定期出演中