チョコレートプラネットの長田庄平

 8月16日放送の『新しいカギ』(フジテレビ系)でおこなわれた「学校かくれんぼ」が、史上最多4300人の生徒を相手に繰り広げられた。しかしその裏で、チョコレートプラネット長田庄平の“プチ暴走”が波紋を呼んでいる。

身内泣かせのネタバレ行為

「『学校かくれんぼ』というのは、学校のさまざまな場所に隠れた出演者を、制限時間内にその学校の生徒たちが見つけ出せば賞金100万円が贈られる人気企画です。この日の舞台は、東京ドーム約4個分もの広さを誇る栃木県宇都宮市の作新学院。幼稚園から高校までが並ぶ広大な敷地に、『カギ』メンバー、あのちゃん、新しい学校のリーダーズら総勢10人が隠れました」(芸能ジャーナリスト、以下同)

 チャレンジ前に、3つの“うれしいニュース”が発表された。1つめは「学校かくれんぼ」が30校目に突入、2つめは応募総数が10万件突破、3つめが「学校かくれんぼ」がドイツ・ベルリンの国際映像祭のチルドレン&ユース部門で銀賞を獲得したというのだ。

「この影響で、中国や韓国などのアジア各国、ドイツやオランダといったヨーロッパ、アラブ首長国連邦やオーストラリアからも応募が殺到。同番組は業界内の評価も高く、20~34歳女性という企業が商品を売りたいF1層などにも支持されていてスポンサーにとっても貴重な番組。フジテレビのイメージアップにもつながっています」

 番組が盛り上がりを見せるなか、唯一の“残念ポイント”がチョコプラ長田にあるという。

「彼は、新日本かくれんぼ協会会長・隠密マサルという肩書きで出ています。本来なら『カギ』メンバーがいかに生徒に見つけられないようにするか考える役割。しかしゲーム途中、なぜか生徒たちにスピーカー越しにヒントを出してしまうのです」

 たとえば、この回では、霜降り明星・せいやが、パソコンルームのホワイトボードの中に隠れていて、ボード全体には番組が描いたメンバーの顔のイラストがあり、一見ただのアートに見える。だが、せいやの顔の部分だけは透明なアクリルになっており、生徒がそのイラストを黒板消しで消すと、中に潜んでいる彼の顔が浮かび上がるという仕掛けだった。

「生徒はホワイトボードの前には来るものの、やはり消すことに“ためらい”があるのか素通り。すると長田さんが『さあ、ちょっと勇気を出して』とアナウンス。その言葉に背中を押された生徒が黒板消しでせいやのイラストを消し、中に隠れていたせいやの顔が現れたのです」

 女子高生になりきり、周囲にまぎれていたハナコ・秋山寛貴に関しては、「君たちの横はどうなの?」と、周りの生徒に注意を向けるよう誘導したことで、残り1分で見つかってしまった。隠れていたメンバーの場所を生徒側に示唆するという、身内泣かせのネタバレ行為。ネットでは、

《長田さぁ、わかりやすすぎるヒントを出すのはよくない》
《長田のヒントじゃなく答えだもんなぁ ヒントの出し方も少し考えろよ 興ざめする》

 など、ツッコミが相次いでいる。先の芸能プロ関係者はこう語る。

「『カギ』メンバー側にいるはずの長田さんですが、生徒が見つけられずゲームが停滞すると、盛り上げるためか、居場所のヒントを教えてしまう“自爆”場面がこれまで何度もありました。ただ今回は番組側がロケハンに丸5日、隠れ場所を作るために美術費1000万円を投じているだけに、ヒントを出しすぎだと指摘する声がいつもよりあがったのだと思います

 番組を盛り上げるためのヒントが、逆に盛り下げていたのでは本末転倒だ。